箸休め骨休み20220619
本来なら青森旅行記の続きだが、濃密にギュギュッと詰まった一日なのでなかなか時間がかかる。
記憶が定かなうちに書きたいのは山々だが、それ故にポンコツ脳みそ君もそれなり疲れる。
てんこ盛りの旅日記ばかりでは書く方も読む方もダレてくるものだ。そんなわけで今日はただの日常記録です。
自身の非日常は誰かのごくありふれた日常である。
旅の日々、つまり非日常を思い出しためつすがめつキーをパチパチしている間にも光陰矢の如しで毎日は過ぎていく。
3泊4日も外泊すれば荷物はそれなり。雨予報があったので急ぎ洗濯をして、空っぽになっていた冷蔵庫にアレコレと詰め込み、つい浮かれて多めに買ってしまったお土産を渡しに行ったり。常々思うがお土産は久しぶりの人に会う良い口実である。
今回は予定もあって、比較的早く日常に戻れている気がする。
興味があった映画を観に電車に乗った。
基本的にサービスデイばかり狙っていくのでのんびりしているとあっという間に公開終了してしまうのだ。アワアワ。
電車の窓の外に流れる風景は見慣れたもので、特に注意を払ったりしない。
旅の車窓は目新しく面白いがその分常に緩やかな緊張がある。もちろんそれは望んでのものだが、この弛緩っぷりが日常であろう。
2022年 韓国製作 124分
1999年の実際の強盗殺人事件「参礼(サムレ)ナラスーパー事件」を題材に、韓国警察の汚職と濡れ衣を着せられた少年たちの無罪を証明するため奮闘する刑事の姿を描く。
役者の演技が実に厭らしく非常に不快(褒め言葉)。
韓国の汚職だとかコネ社会とか、かなり頻繁にフィクションとして取り上げられているように思う。
本当にフィクションだよね? 現実社会はここまでじゃないよね?
隠蔽や組織の腐敗は日本でもどこでもあるわけで、無関係ではいられない。(一応)善良な一市民としては心配になってしまう。
映画は少し長いというか、もうちょっとコンパクトにリズム良く出来れば、というところもあったが概ね面白かった。なによりちゃんと少年たちの無罪が認められてホッとする。
逆上した人の荒っぽさに古今東西の差はないだろうが、そういう時に良くこれだけ捲し立てられるなぁと変な感心をしてしまった。もちろんそういったものばかりメディアに取り上げられ個々の実態をよく知らないところもあるだろうが、韓国の人は良きにつけ悪しきにつけ感情豊かな印象。
もし自身がそんな場面に立たされたら、混乱で思考が固まってしまって圧倒される姿しか思い浮かばない。
映画のあとでいつものカフェに行ったところ、いつの間にか50円近く値上がっていて激しく動揺。
このご時世だし、店が潰れるほうが嫌だし、仕方がない。とはいえ辛い。
値上がり? 気にしないよ、経営頑張って!
なんて笑い飛ばせる富豪にワタシハナリタイ……。
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