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対話ということ

ずっと更新できずやっと2回目デス。
対話が話題になることが最近何度となくあったので、ちょっと考えています。対話しようとか、対話が大事と思っている人は多いようなのですが、実際に「対話」になっているかどうかというと、「対話」になってないことが多いようです。対話って言葉をやりとりするだけでなく、気持ちをやりとりすることですよね。だから、矛盾するようだけど、言葉がなくても対話できる。気持ちは聞きだすものじゃなくて、伝わってくるもの。

One on Oneとかで、面談する機会が増えるなか、「聞かなくちゃ」とか会話(言葉のやり取り)しなくちゃ、と思えば思うほど「対話」とはほど遠くなっていく。相手の言葉を聞いた瞬間に頭のなかで「こう切り返そう」とか「それって、こういうことでしょ」と思った瞬間に、対話ではなくなってしまいます。相手は「話を聞くって言っても聞いてないじゃん」と感じて、逆に合わせた言葉しか言わなくなる。

対話に困っている人に「その場面を録音したらいいですよ、それでお互いが何分話しているかわかるでしょう?だいたい、だいたい聞き役の方が7割以上話している。それじゃあ対話になってませんよね。聞き役なら話すのは多くても3割、できれば2割以下くらいだと、話を聞いてもらっていると相手は感じると思います」と伝えると、ちょっとびっくりするようです。

それくらい対話って難しいなぁと思います。対話の入り口は、まずは聴くこと。聴くことの前提は、「判断(の一時)停止」。相手の言葉を素直にうけとめてみる。沈黙があってもじっと待つ(じつはこれができないんですよね~)。それができないなら、何も話さずに一緒に部屋の片づけでもした方がまだましです。身体を一緒に動かすことで、言葉にしなくても伝わってくるものがある。身体がシンクロしてくるんです。待てない現代人には、聴くことは大変な苦行みたいです。でも、相手に興味をもっていれば、不思議と聴けるものです。ちゃんと聴けたら、お互いに時間があっという間にたっていて、スッキリした気持ちになりますよ。(つづく?)


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