クラシック音楽界のお酒事情とGo to eat

こんにちは! ファゴット奏者の蛯澤亮です。楽器を吹いたり、youtubeやnoteで情報を共有したり、コンサートの企画運営をしています。一緒に人生を楽しんでいきましょう♫

さて、今回は最近の音楽業界のお酒事情。

昨日は二年近くやっている定期コンサート「ハルモニームジーク」の最年少記録が更新され、ついに未成年が出演しました。それをきっかけに今と昔のお酒事情を考えてみました。

成人になるまでは飲まない、飲ませない

私が平日毎日聞いているラジオ「OK!コージーアップ」で同世代の飯田アナも話題にしてましたが、昔と今のお酒事情はかなり違いますよね。

昔はいろいろなことがアバウトで、大学生になればみんなお酒を飲んでいましたね。私たちの世代は大学に入れば飲み会がありました。しかし、だんだんとお酒を飲ませるなという声が上がり始めていましたね。大学にもそんなポスターが貼ってあったし、飲み屋でもチェーン店によっては大学の新入生歓迎会シーズンでは学生証や身分証を提示しなければいけない店も出てきていました。そういう厳しいお店はまだ少数で、確認されない店で新入生歓迎会をやったものです。

しかし、今はもうそんなこともないでしょう。大学にもよるのでしょうが、私の母校、国立音大でもかなり厳しくなっているようです。今年は武漢コロナの影響で人に会わないのもあり、余計にお酒なんて飲む環境がないでしょうね。先日、芸大生にきいたら、リモートで新歓をやったそうですよ。なんだか急に未来世界にきた感じですwww

昨日のハルモニームジークの最年少は桐朋学園大学一年の森松君。まだ十八歳です。三十代の出演者で、理不尽な飲み会を経験してきた人たちもいますが、もちろん、飲ませることもしないし、本人が進んで飲むこともありません。とても健全な時代になりました。

クラシック音楽界は体育会系?

音大は体育会系とよく言われました。上下関係に厳しい、飲み会も厳しい。私の頃は大声で自己紹介して一気飲みなんて伝統もまだ残っていましたね。幸い、私が入ったときのファゴットの先輩たちはそういうことを無くしていきたいと思っていたので私は一番近い先輩たちにそういう理不尽なことを要求されることなく、まだ恵まれていました。金管はまだまだ悪しき伝統がのこっており、「こんなことするために音大に入ったんじゃない」と泣いていた子もいましたね。今ならかなり問題になるようなこともたくさんありました。

以前にも書きましたが、大声が出ても、自分を曝け出しても、音楽表現が出るようになるわけではありません。ベルリンフィルの首席オーボエ奏者のマイヤーはインタビューで「コミュニケーションも得意でなく、自己表現が苦手だった自分がオーボエ と出会うことで自分を表現できるようになった」と語っていましたが、そのように、内気な人が楽器で表現できることだってあります。演奏家は楽器を通じて表現することが目的で酒に酔って自分をさらけ出したところで演奏がよくなるなんて幻想です。

Go to eatは打ち上げに最適!

昨日は終演後、Go to eat対象店で打ち上げ。なんと三十代男3人以外全員ノンアルコールという健康的な飲み会www

結構たくさん食べ物を頼んで食べた気がするのですが、お酒が少なかったからか安い。さらにGo to eatのポイントが一人1000ポイントつくので計8000円分は引いて考えるとほんとに安くなる。なので三十代男三人でお金を出して、他の五人は無料で打ち上げができました。まあ、結局俺がその時は8000円分多く払うわけですが、ポイントが入ればそれで実質換金されます。

こういうときにも情報は大事です。音楽家もしっかりとこういう情報を得て国の恩恵を受けましょう。プライベートでも使えるし、こういった打ち上げでもかなりお得になります。ぜひ活用しましょう。

それではまた。クラシック音楽界も音大も健全になってきてますし、理不尽なことは減らしていきたいですね。みんなで考えていきましょう。

蛯澤亮でした。

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