音大卒業と確定申告の時期。青色申告承認申請は4/15まで延長。
こんにちは! ファゴット奏者の蛯澤亮です。楽器を吹いたり、youtubeやnoteで情報を共有したり、コンサートの企画運営をしています。一緒に人生を楽しんでいきましょう♫
さて、卒業の季節ですね。音大卒の方はほとんどがこれから社会人となることと思います。そして多くの方は音楽家として活動を始めることと思います。
音大で習わない社会人としての大事な義務
音楽家として生きる人のは大きく二つ、会社などに属して給料をもらって暮らすか、個人事業主として活動するかです。
会社などに属するのは学校教師、オーケストラ団員などもそうです。個人事業主とは文字通り、個人としてフリーで活動する人です。
日本人の三大義務といえば教育、勤労、納税の三つですが、子供ができるまでは勤労と納税の義務の二つを負わなければいけません。
勤労は働けってことですから、これはみんなやろうと思うでしょう。仕事してれば良いわけです。
しかし、納税というのは学校で習わないこと。学校で教えられないけど、やっていないと罰せられる理不尽な現実です。
音楽家の場合、オケなどに所属していても、その他のレッスンなどの収入は申告しなければいけないのでやはり必要になってきます。
プロの音楽家の皆様はこの時期は面倒な確定申告で疲れてたり、不機嫌だったり、頭がパンクしてたりすると思います。
青色申告する人は申請を忘れずに
確定申告は青色と白色の二つ。普通は白色から始めます。白色の方が簡単だからです。しかし、今は青色申告にも三種類あります。大きく分けると二種類。複式簿記で書かなければいけない65万円控除、または55万円控除。そして白色申告と同じ簡易簿記の10万円控除。
税理士さんや会計士さんたちがよく言うのは「白色申告するなら青色の10万控除で申請すべき」ということ。これは私も思います。白色でも帳簿をつけなければいけないことになったことで、申告の難易度が青色の10万控除と変わらなくなった。そのため、節税もできる青色10万控除で申告するべきとのことです。
これは確かにそうで、青色と白色で申告することはかなり違います。同じような収入だとしても青色で申告している人の方が実は得しているのです。
でも青色の複式簿記は大変です。本当に面倒です。自分でやるにしてもソフトが必要だし、会計士さんなどに任せるにしても丸投げなら良いのですがその分高いので、依頼料を少なくするために自分で入力するプランにしたとしても打ち込むだけで結構大変です。
そこでおすすめなのが、白色と申告の仕方がほぼ変わらないのに節税ができる青色10万控除です。
しかし、青色申告をするには予め承認申請を出さなければいけません。普通は3/15までですが、今年はコロナ禍の影響もあり確定申告の提出期限が伸びたことで青色申告承認申請の提出期限も4/15までに延長されました。
これは承認申請をしたからといって来年、青色申告をしなければいけないわけではありません。やっぱり扶養も外れないで白色でいいやって人は白色で申告しても問題ありません。しかし、後になって変更しようと思ってもできないのです。(今年、新規事業を開業した場合は開業日から二ヶ月以内)
ですので既にフリーで活躍している方は特に、来年の申告からはちゃんと節税していこうという気持ちがあったらぜひ青色申告承認申請書を出してみてくださいね♫
それではまた。損をしないように面倒で嫌なことも向かい合ってがんばりましょう!
蛯澤亮でした。
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