音楽家が求める物件とは。女尊男卑の音出し物件?
こんにちは、ファゴット奏者の蛯澤亮です。楽器を吹いたり、youtubeやnoteで情報を共有したり、コンサートの企画運営をしています。一緒に人生を楽しんでいきましょう♫
最近、物件探しをしています。いろいろと見て思うのはやはり日本はなかなか音楽家が住みづらい国だなというところ。
音出し物件とは?
防音マンション
楽器の音出しができる物件は意外とないもの。声楽の歌はもちろん、楽器の音というのはクラシックでも相当大きいものです。むしろ、ポップスの楽器は音を抑えて演奏できることを考えればクラシックよりも住みやすいかもしれません。
そんな音出しができる物件には二通りあります。
一つは防音が施されている部屋。ミュージション に代表される24時間音出し可能な物件です。これはかなり特殊です。ミュージション には以前、youtubeチャンネルの企画でお邪魔したことがありますが、ほんとに隣の音が全く聞こえないし、外のサイレンの音とかも全く聞こえないので動画撮影もスムーズでした。私の今よりも撮影慣れしてない感じの動画w↓
久しぶりに見たらやっぱり樋口さんの司会うまい。最近お会いできてないですが、素晴らしいポップス歌手の方です。今年もワンマンライブにお邪魔しましたがポップスのライブに行かない私でもすごく楽しめるライブでした!
さて、この動画でやってるのは事実で、本当に隣の音や外の音が全く聞こえません。なので部屋にいるとほんとに無音です。
最近はライバーとして活躍する演奏家も増えましたし、動画撮影をするときに深夜でもできる防音物件は貴重です。
しかし、防音マンションの問題はその高額さと狭さです。
やはり、それだけしっかりした物件ですから、家賃は高いです。普通の物件の1.5倍くらいはする感じでしょうか。この家賃だったらもっと広いとこ住めるでしょうって感想が出てしまうのが防音物件。しかし、そこに価値を見出せば素晴らしい物件です。
お互い様物件
もう一つの音出し可能な物件とは防音設備はないけど、お互い音聞こえても良いよねっていうお互い様物件。
実は音楽家はこういう物件に住んでいることが多いです。
実際、これまでの職業音楽家は夜遅い時間に音が出せなくても良かったのです。楽器を吹くことが仕事ですから日中から楽器を練習してるわけです。
こういった物件はそれぞれの時間制限があります。大体が夜8時か9時くらいまでですね。私などはこういう時間制限があった方が練習もしやすくて良いと思うタイプです。
いつでも練習できるとなるとメリハリがなくなります。時間制限があるほうが時間を考えて練習できます。
そして、家賃がそこまで高くありません。
が、しかし、それでも普通の物件に比べると高いです。1.2倍くらいする感じでしょうか。いやー、ほんと音楽家ってお金がかかる。
女尊男卑が激しいw
音大に女性が多いからか。とにかく女性専用物件が多いです。
男尊女卑がよく言われますけどね、こういう女尊男卑もあるんですよ。
音楽家なんて男女の収入差なんてないし、むしろ女性の方が稼ぎやすかったりもするのです。
物件を探していて「安くて綺麗でよい物件じゃん!」と思うと女性限定の文字があることがよくあります。なんだかなーって感じです。
時代で変わる需要
私はというと、やはり住環境重視で選びます。
今求める部屋の広さや間取りが重要です。それが予算内で許容できる環境であれば良いという考えです。
しかし、緊急事態宣言以降に音楽家が求めることも大きく変わりました。
配信で稼ぐ人が増えたことで防音マンションに住みたいと思う人も多くなるでしょう。どちらにせよ、大事なのはネット環境になってきそうです。光回線を引くのが難しい物件は敬遠されることになるでしょう。
ミュージションを運営する株式会社リブランではそんな音楽家の求めることを調査するためのアンケートを実施しています。音楽家の方はもしよかったらお答えください。何か反映されるかもしれません。
それではまた。何か良い物件がありましたらご紹介ください♫
蛯澤亮でした。
「記事がタメになった」「面白い」と思った方はご支援いただけたら嬉しいです!今後さらに情報発信する力になります!