来週はついにハルモニームジーク再開!!
おはようございます! ファゴット奏者の蛯澤亮です。楽器を吹いたり、youtubeやnoteで情報を共有したり、コンサートの企画運営をしています。一緒に人生を楽しんでいきましょう♫
さて、緊急事態宣言によって一月から三月まで開催できなかったハルモニームジーク、ついに始動です!!
本日、練習してきました!!
ということで遂に始まりました。今日は初練習。ありがたいことに本番会場で行うことができました。
会場は池袋オペラハウス改め、池袋オンリーユーとなってます。コロナ禍で運営形態が変わったことで昨年の緊急事態宣言中に改名されています。
しかし、ハルムジはその後も続き、今年で三年目!!
今回は見ての通り、男七人に紅一点!!!
練習してる時の雰囲気は色々ありますが、今回はそれぞれが意見を出し合って確認作業も割とスムーズに進みました。この時代の作品はちゃんと出版された楽譜でも相違があります。今回のハイドンはかなり昔の楽譜をおこしたものなので色々と間違いや疑問が出てきます。それを直したり、統一したりすることもリハーサルの中でやっていきます。
ミスリヴェチェクというマイナーで素敵な作曲家
我々はクラシックの曲を聴いたり演奏したりするわけですが、それは200年以上のフィルターを通して残ってきた名曲ばかり。モーツァルトやベートーベン、そしてハイドンも、今普通に名前を聞く作曲家というのは突出した時代を超える作曲家なのです。
しかし、もちろん当時たくさんの作曲家が活躍したわけで、映画「アマデウス」で有名になったサリエリもその一人ですね。映画によって、当時モーツァルトよりも名声も権力もあった人が現在は忘れ去られていたわけです。
この動画はアマデウスの中でサリエリとモーツァルトの才能の差を見事に表現した場面をさらにわかりやすく凝縮したもの。サリエリが作曲した曲をモーツァルトが即興でどんどん変えていき、モーツァルトの魅力的な曲に変わっていきます。
さて、今回取り上げるのはミスリヴェチェク。このなんとも馴染みのない言いづらい作曲家はチェコ出身でイタリアで当時大活躍した作曲家。
実は彼はモーツァルトと親交がありモーツァルトはミスリヴェチェクの作品を評価しており、それを手紙にも書いています。
ミスリヴェチェクはプレイボーイとして名を馳せており、遊び人だったモーツァルトからすると良い兄貴分だったのではないでしょうか。
モーツァルトが評価しているミスリヴェチェクの音楽ですが、八重奏でもその才能は生かされています。わかりやすい音楽運びはとてもキャッチーで楽しみやすいです。ぜひ聴いてみてください!
今回は年齢層も幅広い
基本的に若手を中心にと考えていますが、やはり色々な世代でアンサンブルをすることはなかなかできることでもないので良いことなのかなと思います。
今回はカミセンとトニセン的な感じで右と左で分かれてますw
まずは若年グループ。昨年も出演してくれた森松君は大学二年生になったばかりの19歳!!あとの三人は20代です。
もう一人のオーボエ奏者浦脇君は昨年ドイツから帰国したばかり。ドイツのオケのアカデミーと契約団員を経験してきた優秀な若者。
クラリネットの二人は今回初登場ですが、それぞれ意見も出してくれて、素晴らしいアンサンブルをしてくれています。
そして中年グループ。もうこの企画ではおなじみとなってきたメンバーです。
しかし、中堅になってきても彼らはいつも良い方向を目指しています。若い人たちからもかなり刺激を受けているようです。私自身も若い才能や解釈に刺激を受けてこの企画を続けています。
ということで広い世代の演奏者が集まった今回、なかなか良い仕上がりになる予感がするリハーサルでした。
ぜひお越しください!!
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そして月末はオペラもあります!!
こちらも明日から本格稽古始動!!楽しみです!!
ぜひ会場で、また配信でお楽しみください!!
蛯澤亮でした。
CD発売中↓
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