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「コロナ禍 死にたいと思った」 俳優や音楽家などの3割以上というアンケート結果

おはようございます。ファゴット奏者の蛯澤亮です。楽器を吹いたり、youtubeやnoteで情報を共有したり、コンサートの企画運営をしています。一緒に人生を楽しんでいきましょう♫

さて、今回はこの記事の話を書いてみようかなーと。

まずはNHKを疑う癖がついてしまった

マスコミのアンケート結果は信用できないといういう人もかなり増えたここ10年くらいではないでしょうか?自分が報道したい方向に誘導して質問することで回答を一定方向に向かせるってことをやる言われるようになって久しいですね。

このアンケートがどういうものかというとNHK独自のものではなく、演劇緊急支援プロジェクトという団体がこの年末年始に行ったもののようです。ということで一次情報を見てみました。

集計結果:文化芸術に携わる全ての人の実態調査アンケート《2021年1月》(演劇緊急支援プロジェクト)

結構細かい項目があって、NHKとしては自殺を考えている人がこんなにいあるよー!ってとこだけ注目して記事にしたんですね。

とはいえ、三割以上が自殺を考えたという回答をしたことは衝撃が大きいです。

回答者を見ると俳優業の方が多く、音楽家は20%弱ですが幅広い娯楽関係の職業の方が回答したようです。

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実際はとても幅広い質問がされていて、この業界の問題点も出ていました。自殺にばかり焦点を当てず、その前段階で何が起こっているのかをアンケートで見ていきたいと思います。

三割もの人が文化庁の補助金を申請していない

このアンケートの回答者の八割が個人事業主とのこと。

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しかし、実際はイベントを企画する側にいる人と、ただイベントで自分の仕事を受ける側でわかれるので立場はそれぞれです。しかし問題だと感じたのは文化庁の継続支援事業、いわゆる補助金を申請しなかった人が三割以上ということです。

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しかし、なぜ申請しなかったかの答えで現状が見えてきます。

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複数回答ではありますが、一番多いのは「申請のための事業をする余裕がない」、僅差で二番目にきたのが「生活するので精一杯だから」、次いで「自己負担金がないと申請できないから」。つまり、生活に困窮していて補助金事業をしたり、なにか補助金で投資をすることまで考えられないということですね。

補助金を諦める理由のトップは申請が難しいから

申請途中で諦めた人へのアンケートもありました。

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正直、そんなに複雑なことはなかったと思いますが、これが現実なのです。

わからないことは調べて、人に聞いて情報を取ることが大事です。私はこういった情報発信をしているので業界の仲間から質問を受けます。私は士業ではないのでもちろんそういった相談でお金は取りませんし、知っている人が困っているなら助けようと思います。きっとみんなそうなのではないでしょうか?

ある程度わかっていても、人に確認すると安心するということもあります。メールでも、電話でも、楽屋でも誰かにきいてみれば道が拓けることもあります。ぜひ諦めないで欲しいですね。

今回は補助金に関してのアンケート結果について紹介しました。

明日はその他の給付金についてのアンケートを見ていこうと思います。

あきらめず、前向きに今日もがんばりましょう。

蛯澤亮でした。

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