見出し画像

食する。

美味しいものを食べることは好きなのですが、人より量が入りません。
外食で1人前が食べきれないこともしばしば。
 
幸い、私よりも我が子の方が食べるので外食先では分けっこしたり、旦那さまが食べたりすることで解決を図っています。
 
こんな調子なので、給食の時間が憂鬱でした。
特に通っていた小学校は「給食を残すことはいけないことだ」という考えがとても強く
食べ終わらないといつまでも教室の端っこで食べ続けなければいけないというルールがありました。
 
そんなこと言われても、量が入らないのだから完食できるはずもなく…。
気持ち悪くなってしまったり、食べることが怖くなってしまったりすることもしばしば。実は今でもその経験がトラウマです。
 
ある程度の時間が経つと残しても良いよ、と先生から許しが出るのですが
片付けの際に私の頭の上の方から先生の嫌味や文句が降ってきていた気がします。
子どもだったから一言一句覚えているわけではないけど、何か大人に良くないことを言われている…という認識はありました。
 
我が子に聞いたら、今の小学校は小食の子は最初から少なく盛り付けてもらうことで量を調整できるみたいですね。
有難いシステム。私の時代もそうして欲しかった。
 
一時期、子どもに関わるお仕事をしていたのですが、やはり私と同じく量が食べられない子と接する機会がありました。
自身の経験が思い出され、食べる時間が辛く、悲しくなることだけはなんとしても避けたいと思っていました。
だから最初から食べられる量だけ。
クラスの皆と同じ時間内に完食できた、食べることは楽しい、という喜びを味わってもらうことを最優先にしました。
いろいろな考え方があると思いますが、私は価値観が形成される幼い時期はそれで良いと思っています。
 
数年後、結婚して母になりました。
私は「食べる」ことにガツガツとした意欲がないタイプですが、食べることの大切さと楽しさは出来る限り我が子に教え込んだつもりです。
結果、子どもたちは好き嫌いなく育ち、食べることが大好きになりました。
勉強よりもごはんとおやつが大事!笑
 
いっぱい食べる君が好き、というCMがありますが本当にそう思うよ。
でも、私の胃袋って意外と都合が良くて。
美味しいものと甘いものは完食する傾向にあります笑。
あと、実家でもそういう風に育ったのでみんなでワイワイ食べることが好きなんだな。
 
最近、安くて美味しい魚定食を出すお店を見つけたので、ふと「食べること」について書いてみたくなりました。
週末も蒸し暑くなりそうですね。体調に気を付けて素敵な週末をお過ごしください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?