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大根の皮取らぬ阿呆、生姜の皮取る阿呆。

大根の皮取らぬ阿呆、生姜の皮取る阿呆。

タイトルはことわざ。
「大根は皮をむかないとまずい。生姜は皮をむくと食べるところが少なくなる。物事の適正を知らない愚か者のたとえ」という意味。
生姜は確かに皮つきのまま使うと香りが良い。でも、大根の皮も美味しいけどね…。

さてさて季節を問わず、温かいコーヒーや紅茶を飲むのが好きです。
体を冷やすと免疫力も下がり、内臓の働きも鈍くなりがち…。

乾燥や寒暖の差にも要注意。新型ウイルスもまだまだ終息する気配がないので、併せて気をつけたいところです。

私は生姜が大好きです。
料理はもちろん、コーヒーや紅茶を飲むときも生姜パウダーを入れてしまいます。香りや味がハッキリしているので好き嫌いがあると思いますが、慣れてくると普通のコーヒーや紅茶が物足りなくなることも。

生姜って「生」と「パウダー」で効果が違うことをご存知ですか?
どうやら含まれている成分に秘密があるようです。

「生」の生姜にはジンゲロールという成分が含まれています。ジンゲロールは一時的に体を温めますが、その後はどんどん冷やしてしまう性質があるようです。体を温めたいときに生の生姜は逆効果なんですね…。
ジンゲロールは殺菌効果があるらしい。

一方「パウダー」にはショウガオールという成分が含まれています。生姜を加熱・乾燥させるとジンゲロールがショウガオールに変化します。
ショウガオールは代謝を高め、体の深部から熱を発生させる効果があります。生姜を食べると体がポカポカするのは、このショウガオールのおかげなのです。

目的によって生姜の状態を使い分けることが大切ですね。

ちなみに漢方の世界では生の生姜をそのまま乾燥させたものを「生姜(ショウキョウ)」と呼び、皮をむいて加熱し、乾燥させたものを「乾姜(カンキョウ)」と呼んでいます。東洋医学でも生姜は大活躍です。

ちなみに似たような字面ですが、三国志に登場する「姜維」とは無関係です笑。

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