3年B組。
これまでの人生でたくさんの先生に出会ってきたけど、ほとんど女性で。
しかも、学年主任レベルのベテラン揃い。
人生経験豊富な中年女性の安定感に支えられて、学校生活を送りました。
担任が男性だったのは中学1年生のとき。
私にとっては、小学校から中学校に進学するだけでもハードル高いのに、
人生初の男性担任というダブルコンボ。
40代くらいの小柄な中年男性で、担当教科は社会。
スリッパを愛用していて、
歩くたびにスパーン!スパーン!と廊下に足音が響く響く。
この特徴的な足音のおかげで、先生が教室に近づいてくるのがすぐバレる。
実は小動物、このクラスで前期の学級委員をしていたんです。
度々ここでも訴えていますが、
人前でなんやかんや仕切ったり、リーダーシップを発揮するのが非常に苦手です。
しかし、
選ばれちまったもんは仕方がない。
与えられた責務は全うするのが筋ってことで、引き受けました。
ある日の休み時間。
もう1人の学級委員だった男の子と職員室に呼ばれた小動物。
先生はそこで、
「金八みたいなクラスを作りたいんだ!」と
壮大なクラス構想案を打ち明けてきました。
「まず先生の髪を伸ばす必要がありますねぇ」なんてことは言えず。
黙々と聞きました。
学級委員として出来ることは限られているし、13歳に無茶言わんでくれ。
数日後、
先生は「クラスのグループ内で交換日記をしよう!」という革新的な策を講じてきました。
グループというのは、座席の前後左右の人間で組まれる4人組のことです。
その昔、机を動かして近くの人と4人組を作った経験はありませんか?
あれですよ、あれ。
ランダムすぎるやろ。うーん、マンダム。
私の班は座席の都合上、男子3人+女子2人の5人グループ。
結果、この策が金八になったかどうかは不明。
クラス中がブーイングの嵐であったことは間違いない。
真面目な私は、とりあえず大学ノートに日常をしたためる…。
そう、ちっちゃな頃から優等生。気付いたら大人になってった。
武田鉄矢を見るたびにその先生を思い出します。
このバカチンがぁぁぁ!!
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