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僕らはもう1人じゃない。

子ども時代、RPGが苦手でした。今も多少その傾向がありますが…。
どう進んでいいか分からないんだよねぇ。昔は攻略本やネットでの解説が少なかったから、プレイ中に迷ってしまうことも多々ありました。
そしてお子ちゃまなので、そういう系のゲームはちょっとアクションが入ってないと進めない。例えるなら「ドラクエは上手く進めないけど、ゼルダはなんとか大丈夫。」的な。

ミーアキャット、周りの男の子たちがドラクエだ、ファイナルファンタジーだ、と大騒ぎしているような時代に育ちました。
ある時、同級生にそんな話をしたところ、翌日その子が「ドラクエ5」の小説を学校に持ってきてくれました。
「ゲーム内容を知らなくても大丈夫。小説として読んでも面白いから。」と。
席も近かったし、休み時間に私がよく読書をしていることも知っていたのでしょう。

読んでみたらこれがめちゃめちゃ面白くて。
ゲームを知っていたらもっと楽しめたのかもしれませんが、これだけでも十分楽しめた。
結局、シリーズ全部読み切った思い出。

こういう話をすると「え!?やったことないの!?ドラクエだよ!!めっちゃ有名じゃん!!」とゴリ押ししてくる人がいて「え…?え…?知らないとマズイの!?」となんとなく気持ちが後ろに引いてしまう経験が何回かありまして。勧めてくれた人は決して悪くない。純粋にドラクエが好きなんだと思う。

ゲームではなく、本好きの私に小説を進めてきた同級生は正解でしたね。
だからゲームはよく分からないけどビアンカとフローラは知っている。
こちらもお礼に「金田一少年の事件簿」のノベルスを貸してあげた。

十数年後、そんな思い出はすっかり忘れていたある日。
数多のRPGをプレイしてきた旦那さまにドラクエ5を勧められ「やっぱり男の子はドラクエが好きなのか…??」と思いながらDS版をやってみたけど、やはりスムーズには行かなかった思い出。
大人になったら出来ると思っていたけど…向き・不向きがあるのでしょうか。

こんなこと書いたらRPGやドラクエ好きの方に怒られてしまうかもしれません。
まともにプレイしてないけど、私の中で「ドラクエ5」ってなんか特別感ある。
また小説読みたいな。


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