９０年。

祖母が90歳になりました。
実家には今年の１月に同じく90歳を迎えた祖父がいます。
２人そろって180歳。わぉ。

週に３回、デイサービスのお世話になっている祖母。
着替えや食事、トイレなど自分の身の回りのことは基本１人で大丈夫なのですが…。数年前に肩を骨折してから日常生活にちょっとずつ支障が出始め、今はデイサービスのお世話になっています。
なにせ高齢ですから、日によってコンディションが様々です。

元々、陽気で明るい性格の祖母ですが、
デイサービスに通うようになってますます元気です。
お友達もできたようで、たまに実家に帰るとデイサービスでどんなことをしたのか教えてくれます。

特にお風呂の時間が楽しみなようで。
以前は湯船に浸かって大好きな小林幸子さんの「雪椿」を熱唱することが日課だったようですが、
今はこんな状況なので黙食ならぬ、黙浴。歌っちゃダメなんだって。
それが祖母的にはちょっと物足りない様子。

歌うとスタッフさんが褒めてくれる、と張り切っていた姿を知っているので、
私もちょっぴり残念…と思っています。

高齢で、物忘れも激しくなってきた祖母が
「スタッフさんに○○の歌、うたってあげなきゃ！」と、
大きな紙に自分で歌詞を書き写し
一生懸命、演歌のCDを聴いているんです。
ボーッとしていることが多かった頃と比べると、驚くべき進化です。

そのCDは私がプレゼントしたもので、
大好きな「雪椿」の他にも祖母の十八番が数曲、収録されています。

塗り絵や歌うことが大好きな祖母は、
家でもデイサービスでも１日中そんな感じで過ごしています。

いまだにひ孫の名前はうろ覚えらしく。
時々、分からなくなってしまうこともありますが、
その度に我が子が「おばあちゃん、○○だよー！忘れないでよー！」とツッコミを入れています。
「そうかい、そうかい、ハハハハハ！」と祖母も楽しそうに笑います。

「祖父母が２人とも90歳って凄い！」と周りの友人からもよく言われます。
有難いことです。

これからも遠慮しないでガンガン長生きしてください。
お誕生日おめでとう。