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㉒田舎で妊婦、同居生活スタート


私は21歳の時に長男を出産しています。
もう8年前の話です。

妊娠発覚時は旦那と2人で首都圏で生活していました。
妊娠発覚と同時に私は仕事を辞め、つわりでゲロゲロな毎日がスタートしました。
妊娠初期はTheつわり!で、ずっと微熱でほぼ寝たきり、とんでもない吐き気と嘔吐、なんの匂いも不快に感じ、まともに家事もできない状態でした。

旦那はもちろん妊娠を凄く喜んでくれて、つわり中も嫌な顔もせず買い物はもちろん家事や料理を進んでやってくれたり、毎朝仕事に行く前には、麦茶にストローをさして私が寝ている枕元の手の届く所に置いてくれて、私がお昼に食べるご飯を冷蔵庫に用意してくれていました。

旦那も仕事がハードな中、妊婦の私をすごくすごく気遣ってくれて、今振り返っても本当にあれは本当に父親の鑑ですね

私が妊娠中ずっと旦那は、妊娠出産に関する情報を色々調べてくれたり、妊婦健診にも毎回ついてきてくれました。

一緒のベッドに寝ていましたが、寝てる時に自分の足が私のお腹にあたっちゃうんじゃないかを心配して、妊娠が発覚してからしばらく旦那は寝る時に自分の両足をタオルで縛って寝ていました(笑)


凄く献身的なサポートをしてくれていたなぁと思います。本当に。


両親がいない、サポートがない、頼れる人が旦那しかいない、21才での初めての妊娠、嬉しさ喜びとともに不安で不安で、、
ですが旦那のおかげで二人三脚でお腹の子に向き合い幸せな妊婦生活をおくることができました。

妊娠5ヶ月の安定期に入った頃
当時住んでいたわたしの地元を離れ
(地元といっても中高と育った施設があり同級生がいる場所なだけですが)
夫の故郷である岡山県に行き、実家で同居生活を始め、夫は実家の農家の仕事を手伝い始めました。

夫の両親は凄く理解してくれて温かく迎えいれてくれました。

比較的都会で生活をしてきたのもあり、
田舎での暮らしはいろんな場面で戸惑いもありました。


夫の両親との関わり方、近所の人との触れ合い、嫁という立場での立ち振る舞い、
妊娠中だった事もあり、メンタルや精神的に不安定な中、もちろん日々やらなきゃいけないこと、自分にできそうな事は進んでやりました。

この頃にはお腹も大きく、なかなか農業のお手伝いもできることが限られてしまっていたので、昼夜のみんな分のご飯作りをしました。
ネットで調べて見ながら作った初心者の料理を、いつも美味しいと言ってくれて、食べることをしてくれると助かるといつも感謝してくれて、農家の嫁らしいことがなにもできてなかった私も家族の一員として少し役に立てているのが嬉しかったのを覚えています。

旦那の実家では幅広い種類の作物などを栽培、出荷していました、今でもしています。
しきびという仏壇花を束にして出荷するのですが、その刈り取ってきてくれたしきびの葉っぱを、すぐ束にしやすいようにダメージのある葉を選ったりする作業をさせてもらっていました。
今までやったことがなかったので至らない点だらけだったと思いますが、お母さんやお父さん、旦那とみんなで一緒に色んな話をしながら選る時間が凄く心地の良い貴重な時間でした。

枝豆、黒豆の出荷の時期には出荷する枝豆を選別したり、稲刈りの時には隅のコンバインで刈り取れない場所の稲を鍬で刈ったり、

田んぼに両足が埋まってどんどん沈んで動けなくなり大声で叫んだ事、

大きいお腹で足元もよく見えないまま
ぬかるみにはまったあの日の恐怖さ忘れません(笑)



お母さんと朝ドラ「ごちそうさん」を毎朝観たこと、放送前にリビングに私がいないと「始まるよー!」と呼んでくれて、親子な感じがして嬉しかった。
(いけずな姑がいびり散らかす回はさすがにお母さんと一緒に見るのは気まずかったけど、、良い思い出です(笑))


21歳妊婦だった私は初めての事だらけで色んなことに興味があったし、自分だけなにもせず家にいるなんて、、なにかしなければ、、という焦りもあった。
お母さんにもらったモンペを履いて、みんなの行くとこ行くとこに引っ付いて色んなことを教えてもらい、たくさんの経験させてもらいました。

  

そんなこんなで無事、正産期を迎えました🌷

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