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正しい人間になりたい

ずっと通っていたお気に入りのヘアサロン

感染対策をしっかりやっていていかなる時もマスク着用
我慢して1年近く

とうとう行けなくなってしまった

もちろん経営のことを考えたら
当然だし悪いことなんて何もないんだけど

お店に入った途端アルコール消毒を迫られ
カウンセリングもシャンプーもカラーもカットも片時もマスクを外せない
寒いのに換気のため扉や窓を開けている

毎回モヤモヤしてしまい、とてもリラックスできなくて

予約の日が近づくにつれて
どんどん憂鬱になってしまったのだ

最後にカットしたのが10月末か…
広がりやすい私の髪の毛はこまめにカットしないと格好がつかないのに

どこに相性の良い美容師さんがいるのかな
どこにカットやシャンプーの時くらいノーマスクでもOKなところがあるのかな

江國香織のエッセイで
「美容院で髪を切ることは『正しくしてもらう』ということ」
と書いてあったことを思い出した

そうか私は今正しくないのだ

「正しい人間になりたいなあ」

そんなことをひとりでつぶやく

そもそも、正しい人間とはどういうことなのだろう
ちょっと考えてみる

正論をふりかざすこととは思えない
ましてや正義を貫くことも違う

きっと「自立している人」なんだろう

でもそれってどういう状態?
「自立」の皮をむいてみる


ああそうか
「いかなるときも保てる」人なのかもしれない

心ない人や乱れている状態の人に
どんなに酷いことをされても

人としておかしいことをしないで
自分を正しいままに保てる

それが正しい人間なのだ

熱を上げていた人ほど「ひどい!」と大騒ぎしたり人や環境のせいにしたりするものね

ずーっと恨んでいるような人もいるしね


私だってぎゃあぎゃあ騒がないにしても
酷いことをされたら誰かに同情してもらいたくて愚痴ってしまうし
傷つくから動揺したり感情が動いて泣いてしまうこともある

正しい人間にどうやらなれていないみたい

そんな魂レベルの高い人になるにはどうすればいいのだろう
崇高な案など到底思い浮かばない

そうだ、取り急ぎ
髪を切ろう

身なりが正しくなれば正しい人間に近づけるかもしれないもの



そう、これは
「東京・神奈川でカットが上手でマスクを強要しない美容室をご存知でしたら教えてください」という大きな前振りなのだ




いつもありがとうございます
あなたが大好きです

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