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ゲーム制作2-④ デモ版を作る(コミケまでになんとか)

エベレスト食肉センターです。
今日は久々に新作ゲームの話をします。

新作の制作を再始動します

初めて作ったゲーム「食糧天使」を7月に公開したあと、いろいろあって、実はいろいろなことをしていました。そしてデジゲー博も無事終了したので、遅れましたが次作に着手します。

過去の進捗はこんな感じ。

ここまで作っといてなんで走りださなかったのかという話なのですが、いろいろあった結果、根本からブラッシュアップした部分もあり、尺もキャラデザもゲームシステムも変えることにしました。いろいろあったね。
多分ゲームとしてより面白くなっただろうと思います!

コミケでデモ版出したい

『天使を食べる鬱ゲー等』という身もふたもないキャッチコピーをつけてしまったことは許していただきたいのですが、とにかく、試遊を展示したい(電源ないから電源切れたら終わりだけど)のと、先日読んだインディーゲーム系の本に『コミケではデモ版を頒布する文化がある』と書いてあったので、せっかくだから100円とかで頒布もしたいと思いました(通販もします)。

ということでスケジュールを今日というか今作りました。

「無理なスケジュール」の例みたいなやつ

さすがの僕もゲロが出そう。企画書の件は別進行のゲームの打ち合わせなのですが、僕は企画書を作らなければいけないし荻野はその企画書に使う絵も描かなければいけない。
すべてを乗り越えたうえで……コミケに試遊版を持っていきたい。
なんとか。。。。

なんとなく諦めていた

デジゲー博の前って結構のんびりしていて……
というのも、なんとなく諦めていた。コミックマーケットのことを。もとい食糧天使の続編をそれまでに作ることを。
結構ちゃんとブラッシュアップしたせいでゲームのボリュームも増えたし、Live2Dももっとやるし、スチルももっとやるので、なんか、まあ、いいかなって。コミケはまあデジゲー博と同じ内容をやればいいかなって……

思ってたんだけど、デジゲー博に来てくれた方が「コミケも行きます」って言ってくれたことがとても嬉しかったんです。

正直言って冬コミなんて人間が行く場所ではないんだよな(僕は割と毎年行ってたので自虐です)寒すぎ遠すぎ過酷すぎ年末すぎなんで。でも、それでも何もかもの苦労を乗り越えて来てくれる人がいるなら、その人たちだけでもいいから喜んでほしいなって思ったので、頑張ることにしました。

インディーゲームの製作は『誰かのために』でやるものじゃないとは思っていて(もちろん誰かのためでいいんだよという考えも否定するつもりもないし人それぞれでいいと思う)、それでやっていたら折れるというのもすごくわかるんだけど、やっぱり喜んでもらいたいし……それと同時に『あの人に喜んでほしいな』で僕にエンジンをかけてもらえたことが嬉しい。

まあそれで突然「やるかー」と思ったので、こんなに無理なスケジュールになってしまったんだけど、気持ちとしてはまあまあ遊べるボリュームは出したいし、頑張っていこうと思います。スチルも1枚出す気でいる。

言わなくてもいいことを言いたい

ゲームの開発状況をスケジュールまで晒すというのは、自分の首を絞めるだけの行為なのでやるべきではない気がするんですが(出せなかったときに苦しいよね)、僕は僕らを見てくれている人にはなるべく全部見ていてほしいので全部出すことにしています。
それは応援してほしいから!とかじゃなくて、むしろ、僕を応援することの見返りってなんだろう?って考えたとき、僕がのたうち回るさまを見られるっていうのがひとつあると思う。

皆が皆人の地獄を見るのが好きなサイコパスだと思ってるわけじゃないんですけど、普通に生きてたら他人の苦痛なんてあんまり見られるものじゃないと思うし、あのとき励ましたから元気になったんだなとか、応援したからやる気だしたんだなとか、そういう感情の動きを鑑賞できるのも『見ている人』だけの特権だと思うんで。苦痛って文学だし。
コミケ行くよって言ってくれた人の一言でデモ版作ることにしたしね。

僕は嬉しかったことも全部書くし、悲しかったことも苦しいことも全部書いていきたいよ。今は楽しくゲームを作っているけど、夢破れて絶望しても、突然スランプになって何も書けなくなったとしても、応援してくれていた人には見せたいし、僕がぶっ壊れても面白がってくれたらいいなと思う。

とはいえデモ版落として絶望する顔は全然見せたくないんで、一旦有言実行ということで頑張らせていただきます。
12月31日、あなたの2023年最後の日を、どうか僕たちの悪夢が塗りつぶしますように。

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