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チガサキ⊿ライフ066 : コミュニティーバス

1. ゴールデン・ウィーク

 世間がゴールデン・ウィークに浮かれる中、金欠状態の我家は、金銭的自宅療養をする事を強いられている。そんな休日に有効な子供のお気に入りプランは、公園巡りと、バスに乗っての近場巡りである。

2. えぼし号

 えぼし号は、茅ヶ崎市が2002年から神奈川中央交通茅ヶ崎営業所に委託して運行しているコミュニティバスの愛称である。小ぶりの愛らしいボディーを、海をイメージさせる青色に塗られた小型バスである。小型バスを採用する事により、大型バスの通行が困難な海側の細い道でも運行し、茅ヶ崎市内の移動インフラとして機能し始めている。茅ヶ崎駅南口から家の近くのラチエン通りを通るラインも登場し、最近は重宝している。

3. 市内観光

 子供たちはこの愛嬌のあるバスに乗る事が気に入っており、バスに乗る事自体を楽しみとすることができる。たった200円で、お得な茅ヶ崎市内観光に参加するような感じである。バス停の番号を見つけては読み上げて喜ぶ娘に、車内のアナウンス“次、止まります。”の真似をして喜ぶ息子。こちらは座って話の相手をしているだけで良いので、育児の父親には最高のアミューズメント・バスである。このアミューズメントの最大のクライマックスは、降車間際に訪れる。停止ボタンをどちらが先に押すかを姉弟で競うゲームだが、私に「もう、押していい?」とバスが出発した途端から確認作業が始まる。この勝負はいつも姉の勝ちになるのだが、息子はめげる事無く姉に挑み続けている。

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