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チガサキ⊿ライフ091 : アンティーク

1. 鉄砲道

 江戸幕府が享保13(1728)年に茅ヶ崎の海岸線に、砲術訓練場を設けた。海岸の防備と、当時の先端兵器であった大砲の訓練が目的で、“鉄砲場”といわれていた。その鉄砲場の中を通った事から名付けられた“鉄砲道”であるが、現在はこ洒落た店が並ぶ通りとなっている。その近所の鉄砲道沿いに、新しいアンティーク屋さんが出来た。最近アンティーク熱が収まっていた妻であるが、新しい店を見に行き少し触発されていた。

2. 小物台

 玄関にはプリンタートレイを使って、海外で買った小物を飾っている。しかし、そこに入りきらない少し大きな物は、置き場所が無く収まりが悪かった。頃合の小物置き用の台をずっと探していたが、なかなか見付らなかった。諦めずに探し続けて漸く見つけたのは、雄三通りの雑貨屋さんであった。Made in Chinaの代物ではあるが、アンティーク風で大きさも色合いも許容範囲内であった。

3. テーブル

 アンティーク風である事を分かっていて買う分には良いのだが、気付かずに買うのは芳しくない。我家のダイニングテーブルや椅子は、ネットオークションで購入したアンティーク品であるが、妻が調子に乗って買ったちゃぶ台とも呼ぶべきテーブルはいわく付きである。ぱっと見は、アンティークのような木の質感を出しており、写真写りも良い。しかし、ひっくり返すとその机の裏にはくっきりと“IKEA”のマークが入っており、完全に騙されていた…。ただし、人の心は不思議なもので、逆に出来の悪い子供のような愛着が沸き、机としての機能に問題は無いと弁明すら覚えて愛用する今日この頃である。

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