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ロンドン駐在記045 : カジュアル

1. フライデー

 駐在当初、何も聞いていなかった私は金曜日にスーツで出社した。周りに「今日は特別な事があるのか?」と冷やかされながら、カジュアルフライデーに乗っ取りネクタイをはずした。以下にカジュアルに関する事項を纏める。

2. 襟

 欧米では職場で必ず襟付きの服を着ると、以前に日本人の先輩から指摘を受けた事があった。しかし、実際のロンドンオフィスでは事情が少し異なった。カジュアルフライデーでは、Tシャツを着て出社している人が結構多く、Tシャツとジーンズが金曜日の定番の社員もいた。彼曰くイギリスでもMajorityは襟付きのシャツを着ており、自分はMinorityだそうだが、エンジニアの3割程度は日本で言う”ラフ”な服装で金曜日を働いていた。Pubでカジュアルの定義の話をしたことがあるが、その時ちょうどTシャツ、ジーンズ、スニーカー姿のエンジニアが居たが、その服装を見て周りのほとんどの人はAcceptableだと言っていた。しかし、年配の方は「これはAcceptableじゃない。」と言っており、年代の認識格差はやはりあった。

3. ジーンズ

 金曜日はリーバイスの501を愛用している方に、UKのジーンズブランドはあるのか尋ねた。周りのエンジニアに聞いてくれとその場では言っていたが、後で付箋紙にメモを書いて渡してくれた。その時は気付かなかったが、よくよく見ると”Ralph Lauren”と書いてあった。発音の違いと、筆記の解読に時間がかかり、「それはアメリカ人のデザイナーや!」と適切に突っ込み損ねた。

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