チガサキ⊿ライフ097 : 作品展

1. こいのぼり

　息子の幼稚園での初めての工作は、こいのぼりだった。年長の子と先生に手伝ってもらいながら、作ったらしい。娘から「のりの付け方が甘くて、剥がれかけている箇所が多い」と、駄目だしを受けていたが、姉の小言は気にかけず、自分でリビングに飾っていた。

2. マフラー

　娘は伊達に小言を言っている訳で無く、2月に開催された幼稚園最後の作品展では、凝った本格的な手編みのマフラーを作っていた。牛乳パックに割り箸を数本つけた毛糸編み機を使ったそうだが、そのカラフルなマフラーの出来栄えの良さには正直驚いた。

3. 思い出

　“楽しかった事”のテーマで描かれた絵が、幼稚園の壁に飾っていた。娘の絵を探すと、神社に行っておみくじをした絵を描いていた。仲良く家族四人の絵になっているのに、妻がショックを受けていた。その年のおみくじを引いた時、妻はバーゲンの為に横浜に行って本当は居なかった。よって、娘が妻の分も代わりにおみくじを引いたのだが、絵の中では参加していた…。後で娘に聞くと、最初お祖母ちゃん達と一緒に、家族で行った神社を描こうと思ったが、上手く描けなかったので、家族4人だけにしたそうである。その神社でおみくじはしなかったのだが、おみくじは楽しかったので、文章ではおみくじの事を書いたらしい。特に気を使って、本当は居なかった妻を絵に登場させた訳では無く、ホッとした。