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India_1_Aug2019

2度目のインドだった。
1度目は2014年。当時は20代後半で、今よりももっと目に入るものが新鮮だった覚えがある。が、その話はまた別の機会に譲ろう。
今回は2019年のインド旅。
つまりコロナ蔓延前に行った最後の海外一人旅だ。間もなく3年が経とうとしている。

岡山空港は自分にとって、いつでも使い勝手の良い空港だ。
車でのアクセスも、無料で使える駐車場も、申し分ない。あのコンパクト加減なんて最高だ。桃太郎を必要以上に押し出している感じなんてもっと最高だ。欠点があるとすれば、誰か知り合いに会う可能性があることくらいで、別に何も悪いことをしているわけでもないが、何となく現実に引き戻される感がある。やっと身も心も、かの地へと思いを巡らそうとしている時だというのに、だ。
特にこざっぱりもしていない、いや寧ろ小汚いともとらえられかねないような格好で、好きな本を貪り読んでいる空港ターミナルでの出会いなど、誰も望んでいない。


因みに、これまで誰にも知り合いに会ったことはない。
一応、付記しておく。


MU528は、幾ばくかの空席をはらみながら、ほぼ定刻通りに岡山空港を上海空港に向けて出発した。午前9時10分のことである。旅好きな人なら、お分かりかと思うが、MUという便名はもちろん中国東方航空だ。諸派の事情で、価格を最優先にした結果だ。


機内食には、これでもかと言わんばかりにローカリズム丸出しで、きび団子が2袋も提供された。いや、1袋でいいよ!
もちろん、文句を言えた立場じゃない。
繰り返して言うが、岡山空港にはいつもお世話になっている。



10時30分。
これまたほぼ定刻通り、飛行機は上海空港へ到着した。

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