【育児】母親の心を占める罪悪感について考える
こんにちは、転勤族の妻かつフルタイム正社員ワーママの私です。
世の中の親御さん。主に、お母さん。
自分の好きなこと、していますか?
推し活でも登山でもお料理でもなんでもいいんです。
一所懸命頑張れること。
好きなこと、しています?
私はしています。よさこいと、ミュージカルと。
で、ここで発生するのが「罪悪感」というやつです。
要は、「子どもを置いて好きなことをしているなんて」とか
「子ども預けちゃったけど、預けた人ごめんなさい」とか。
私はこれがもうムクムクと沸いている。湯気のように沸いている。
自分の好きなことをしていても、ふとこの罪悪感が沸いてくる。
ちょっと、いや、相当凹んだりもする。
誰にも責められていないのに、自分で勝手に凹んでいる。
この気持ちって何なんだろうなと、どうして起こるんだろうと疑問に思ったので、調べてみた。
母親神話に結局は縛られている
よく聞くことだが、諸外国では日本に比べてベビーシッターや民間サービスを使うことが多いらしい。
ヨーロッパでは、夫婦のデートのためにベビーシッターを利用することも少なくないとか。
これ、私は日本では聞いたことない。
母親が休むため、どうしても預かり先がないためにベビーシッターは聞いたことがあるし、私も1回だけ使ったことがあるけど、夫婦の時間のためには使ったことがない。
感覚的なモノだけど「やむを得ない場合以外は使わない」ムードがどこかにあるような気がしている。
本当は、もっと気軽に使っていいものんだと思うが、割とハードルが高いような気もしている。
「仕事とか病気とか、やもなしな場合はわかるけど、それ以外は親が子どもをみるものでしょう?」
というのが、まだまだ根深く残っているような気がする。
結局は親神話、特に母親神話が少なからず残っている気もするのだ。
自分の親の影響が大きいか?
一方、
「今日はお母さんに子どもを見てもらって、勉強会に行ってきた」
「実家に預けて、出張に行ってきた」
という話は私の周りでもちょこちょこ聞く。
実家へ預ける、というのはベビーシッターよりはハードルが低いのか(心理的にも金銭的にも)けっこうありがち。
これを「母親でも好きなことはしておいで」と送り出すパターンと
「母親なのに好きなことばかりして、今回限りよ」と送り出すパターンがありそうな気がする。我が実家は後者である。
※ちなみに出張が多い私の仕事もちょこちょこ助言という名の苦言を言われている。私は出張が好きな方なのだが「子どもが小さいうちは……」「子どもがかわいそうじゃない?」とか言われるたびにげんなりしている。私の周りには海外出張もバンバン行くワーママもいるので、価値観の違いを感じているが、今のところ反論もできずモヤモヤしている。私が選んだ私の生き方なので、ほっといてほしいなとも思う
この「子どもがかわいそうじゃない」派の実家の場合、自分の好きなことをする、ということに罪悪感が生まれたりする。
かわいそうなのかな。
寂しいのかな。
他の人の負担を増やしているだけだよな。
私のワガママでみんなに迷惑かけているよな。
そう思ってしまいがちになるのだ。
私もそう思ってしまうのだ。
でも、それが本当にかわいそうなんだろうか、罪悪感が必要なんだろうか。
母親は、その母親の影響をただ単に受けているだけなのではないだろうか。
ごめんと捉えるか、成長の機会と捉えるか
私は結局ワガママなので、「やる」と決めたらやるタイプだ。
今までもそうだった。
で、「かわいそうじゃない」と言われている当の本人たちは
「ままがおどっているの見るのすき」
「舞台のままが見たい」
「まま、がんばれ!」
と言ってくれたりするのだ。
よさこいの本番では、誰よりも大きな声で応援してくれたのは、娘だった。
確かに練習で家にいないときもある。
寂しい思いは確実にさせている。
でも、本当に「かわいそう」なんだろうか。
こういう記事がある。
仕事にしろ、好きなことにしろ、親が一所懸命頑張る姿を見せることは、子どもに良い影響を与えるらしい。
やっていること自体もそうだが、その姿勢自体マネするのだとか。
じゃあ、罪悪感抱く必要ってないんじゃないの?
おそらく。おそらく私の予想は
自分の親が「罪悪感」を持っていたら、子の自分たちも罪悪感を持ちやすいんじゃないかと。
だって、罪悪感なんて持つ必要ないじゃない。
なのに持ってしまいがちになるのは、環境の影響があるんじゃないのか、と私は思ってしまうのだ。
寂しいはある。
けど、かわいそうはないはずだ。
親だって好きなことしてもいいと私は言いたい
子どもを理由に好きなことを諦めちゃうのはわかる。
私は夫が単身赴任をしている時完全ワンオペ(しかも妊婦)で、ほぼ全てのことを諦めた。
今も土日ワンオペなので、かなり無理してやりたいことをやっているし、
周りにも結構負担をかけている。
(具体的には練習に子たちを連れて行っている。周りもかわいがってくれたりしている)
が、子どもを理由で諦めることが余りに続くと、きっといつか子どものせいにする。
子どもがお邪魔、という思考になってしまうこともある。
それって誰もハッピーじゃないよね。
ということで、ベビーシッターもファミサポも、頼れる人は実家も頼りつつ、でも周りに丸投げはしない良い塩梅で、自分が好きで一所懸命になれることを親だってしてもらいたいと、勝手に私は思っている。
本当はやりたいことがあるのに、あきらめているママさん。
どうにかして、やれるように動いてみてほしいなと勝手に思う。