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地域のビジョンづくりに関わっているはなし

こんにちは。コロナ渦でもありがたいことに、毎月怒涛のような日々が過ぎ去っていく中で、noteのネタをあれやこれやと吟味する間に、すっかり10月となってしまいました…。先月から購読いただいている方、申し訳ありません、今月はしっかり、先月分も更新していきますね。

さて、このマガジンは『マーケティング研究室』と銘打っているわけで、EATLABが日頃関わる主に食がらみのマーケティングのお仕事や、それらの領域の中で私たちの日々の学びや考えていくことをまとめていこうとするものですが、今回はここ最近、マーケティングの根幹とも言えるお仕事に関わり始めた話をしたいと思います。

ざっくり言うと、最近、地域のビジョンづくりに関わるお仕事が少しずつ出てきました。

ビジョンというと会社経営などで社員や関わるみんなが同じ方向を向いて加速するために大事なものとして掲げるような、「あるべき姿」とか「実現したい世界」、「追いたい夢」みたいなイメージが強いかと思いますが、それだけではなく自治体やNPO、◯◯組合など…あらゆる組織でその存在意義をもとめるために重要な存在なのはなんとなくみんな知っての通り。

でも、とりあえずつくることでなんとなくまとまっている感を出したかったり、つくることが目的になってしまいがちなのも至るところで起きている事実です。

今回は、そんなお仕事の中でわたしたちが考えてきたこと、失敗や教訓も踏まえ、自分たちにとっても今後の参考になればというポイントをまとめてみたいと思います。

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そもそもの、ビジョンのイメージは同じではない

「ビジョンを作りましょう!」と、みんながわかっている程でわたしたちは「ビジョン」という横文字を使いがちです。これは、かなり自戒を込めて書いていますが、一番簡単に陥りやすい、かつ、最初に解決すべきビジョンの落とし穴と言っても良いかもしれません。まずはじめに、「ビジョンとは何か」ということについて共通認識を持つこと、そして、それを作ることにどんな意味があるのか、をシンプルに関わる全員で理解しておく必要があるなぁ、とつくづく感じています。

特にわたしたちがここ最近関わることが出てきた「地域のビジョンづくり」は、豊富な経営経験のある企業の経営層だけでつくるわけでも、政治家だけでつくるわけでもないことがほとんど。

ビジョンとは、その場に関わる人たちが「実現したい未来の世界」を詰め込んだものですが、ビジョンという言葉は聞いたことがあるし、今さら聞きづらいけれど、実はつくったこともなければ実際になんのためにつくるものなのかもイマイチ理解できていないという方も、少なくありません。

ビジョンと呼ばれる資料などを読んでも、目指すべき世界がわかりやすくイメージできるような表現や図が見当たらなかったり、施策レベルの話ばかりが書いてあったりするものを見たこともあります。

それを避けるためにこそ、わたしたちが経験から学んだことは

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