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色とデザインのはなし|メディアブランドweaveの舞台裏

どんよりと鬱陶しい暑い雲に覆われて、夏の湿度は凄まじく、冬は陰鬱な景色に包まれながら深々と雪が降り積もる…温暖化の影響か昨今は実際にはもう少しライトなものになっている気がしますが、こうした映画などに描かれがちなかつての北陸の景色が北陸の方の精神性に与えている影響が、少なからずあると思っています。

そんな中で育まれてきたのが家に篭りながらコツコツと仕上げていく繊細な伝統工芸であったり、機織りや撚糸の文化。とくに石川は加賀百万石のお膝元としてより高価な素材を用いた献上品としての伝統工芸が奨励されたこともあり、陰鬱な空気の中でパッと空間が華やいだりピリッと引き締めたりするような色使いの作品が多いとも言われています。

今日は、こうした北陸の景色と色使いに影響を受けた、わたしたちのメディアブランド『weave』の色使いとデザインについて書きたいと思います。有料記事ですが、他では出せないブランド立ち上げ前の企画書やデザインの源泉となった景色、没デザイン案など、たっぷりでお届けしています!

このnoteは、EATLABマーケティング研究室(旧 EATLABオンライン研究室)という有料マガジンの中で綴る「メディアブランドweaveの舞台裏」という不定期連載です。weave立ち上げの経緯から、Eコマースでありメディアでもあるweave運営の裏側まで、わたしたちの思考の過程を綴っていきます。

多様な風合いを持つ、「晴れ」と「雨」の間の色

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