見出し画像

【クラクラ夢日記】 食事会に自作のカレーを持っていく夢を見た


死んだはずの両親が兄と暮らしている


5年ぶりに関西の親の家に行った。

両親はすでに亡くなり、60年代に父が建てた家に、今は兄がひとりで住んでいるはずなのだが、家は田園調布の真新しい豪邸みたいになっていて、両親も兄もそこにいるらしい。

彼らは2階にあるそれぞれの居住スペースに寝室と居間とキッチンを持っているので、1階に降りてこない。

1階のだだっ広いLDKで手持ち無沙汰なので、若い頃よくやったようにカレーを大量に作ってみた。

2階に声をかけてみたが、両親も兄も姿を見せない。


トライアスリートの食事会に出席


夜に以前取材したトライアスリートたちの食事会が中目黒であるので、そこにカレーを持っていくことにする。

大鍋いっぱいのカレーと、電子ジャーで炊いたご飯をどうやって運ぶかといったことは考えず、キッチンから家の奥に行くと、そこは昭和に建てられた古民家で、1階の台所や2階・中2階のいくつもの部屋にトライアスリートがぎゅうぎゅう詰めになっている。

個人的に知っている人はあまりいないが、子育てしながらフルタイムで働き、隙間時間で水泳・自転車・ランニングのトレーニングを続けている美人の女性アスリートを見つけたので、彼女の前にカレーの鍋とご飯が入ったジャーを置いてみた。


ガツガツ食べる汗臭いアスリートたち


アスリートたちはすでに酔っ払っていて、料理は食い散らかされ、あらかたなくなっているが、まだ腹が減っているらしく、我先にライスとカレーを皿によそってガツガツ食べる。

皿はいくつもの前菜を小分けして盛り付けるために細かく仕切られているタイプなので食べにくそうだが、アスリートたちはお構いなしに平らげては、同じ皿にご飯とカレーを雑に盛って食べ続ける。
みんな汗だくで体臭がひどい。


美人のママさんアスリートに無視される


ママさんアスリートだけひとり冷めていて、何も食べずに時々小声でそばの誰かと話している。
「カレー、僕が作ったんです」と言ってみたが、まわりの声にかき消されて聞こえないのか、全く無反応だ。
ちょっと声を張り上げて、呼びかけてみたが、やはり反応しない。

なんだか意図的に無視しているようでもある。

彼女の記事を雑誌に書いたときはすごく気に入ってくれて、お礼のメールをくれたりしたのだが、忘れてしまったんだろうか?


逃げる彼女を追いかけたら真実に気づいた


そのうち彼女は中2階の部屋から1階の台所に降りていき、食器棚をあさり出す。

そっと後を追い、近づいて「ねえ、カレーにご飯ほしいんじゃない」と訊くが、彼女は食器棚から離れて、そばの太い黒々した柱を一心に見つめて答えない。

「カレーにはやっぱりコメだよね」としつこく言うと、彼女は柱に軽く触れながら、スーッと垂直に2階へ上がっていく。

そのとき彼女が僕を無視しているのではなく、僕がすでに死んでいて彼女には見えていないのだと気づいた。

いいなと思ったら応援しよう!