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ここにも、国宝・運慶。 奈良・円成寺。

奈良市内から剣豪の里・柳生に通じる山中の道すがらに、平安時代に創建されたという、忍辱山・円成寺(にんにくせん・えんじょうじ)はあります。

境内に入ってまず目に飛び込むのは広大な庭園。

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秋にはこのような紅葉🍁が観れるようですが、↓

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私が訪れた12/19は、冬の装いでした。

こちら、室町時代の楼門。↓

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本堂。↓

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何よりオススメしたいのは、運慶の手になる大日如来像。
運慶は日本各地に作品を残しているものの、

本人の真作と確認され、国宝に指定されているものは数えるほどしかありませんから、

これだけでも正月早々、眼福、眼福(私が行ったのは昨年末ですが。)。

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(当日頂いたパンフレットより。)

真作として確認できる最初の作品だそうです。ちょっと全景がわかりにくいので、引いた写真を「サライ」のHPから。

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全体のバランスが良く、顔は端正、さらにディテールが丁寧で写実的だから

やはり見入ってしまいます。

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周囲を固める小さな四天王像も、極彩色が残っていて、作りが細やかで、良い。
そばにある海住山寺の四天王像と、作風に共通点を感じますね。(四天王像は運慶ではないと思います)

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四天王像といえは、本堂ご本尊の阿弥陀如来の周囲を固める四天王像も、見応えあり。↑

そして↓こちらは聖徳太子が2歳の時に、東を向いて合掌し、南無仏と唱えたという伝説を基にした南無仏太子像。2歳といえども神々しい。いや、仏仏しい?

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(当日頂いたパンフレットより。)

最後にお約束のご朱印。ご本尊の「阿弥陀如来」か、運慶作の「大日如来」が選べました。

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郷里のこんな山奥に運慶作の国宝があるとは…

灯台下暗しでした。

それでは、またー!

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