うしろ髪ひかれて善光寺参り。と、御朱印。
ある日の夕方、仕事でたまたま訪れた長野駅。
今から北陸新幹線に乗れば夜までに東京に着くなと思ってチケットを取ったら、この表示↓が目に飛び込んできた。
善光寺とは、あの「牛に引かれて善光寺参り」
の名刹・善光寺のことか?
果たして、そのとおりでした。
むむ、次にいつ長野に来れるか、わからぬ。
これは、今日、行かねばならぬ!
今は16時過ぎ。調べてみると、拝観は16時30分までというではないか! くー、もう少し早く来ていれば…
自分の下調べの甘さを呪い、スマホで新幹線のチケットを変更しつつ、階段を駆け降りる。
距離わずか2km程度とはいえ、他の手段では間に合わぬ、ええいっ、ここは高いがタクシーじゃ!
幸運にも、乗ったタクシーの運転手さんが善光寺にめちゃ詳しい。
「もうすぐ閉まっちゃうから、本堂のそばまで行ってあげるよ」って路地を縫うように本堂の間近に到着。
本堂に入る頃には、16時30分まであとわずか。係の方「今ならまだ入れますよ」。
なんたる幸運。
そそくさと券売機で拝観券を買い、「戒壇巡り」へと、本堂の地下?へ潜り込む。
これは、暗闇の中を手探りで歩いた先にある「極楽の錠前」の金具に触れるとご利益があるという、善光寺名物のひとつなのだ。
しかしてその内部は…
いや、これぞホントの真っ暗闇。
なめてかかってはいけません。
恥ずかしながら戒壇巡りの存在すら知らなかったワタクシ、タクシーの運転手さんに予習させてもらったとおり、暗闇の中を、右手が壁を伝う触覚オンリーで進む。
拝観終了直前に入ったので、どうもこの暗闇にはワタシしかいないようだ。
「暗いよー、怖いよー」状態で進む。
最後には、これかな?と思う錠前に、触ったような触らないような。それくらい真っ暗なので、これで合ってるのかすら、確認できないのでありました。
そうするうちに、延ばした新幹線の時間がもう迫ってきた。境内をまだ良く見ないうちに、泣く泣く駅に引き返すことに。
本堂からバックする形で、山門、仲見世通り、仁王門を見学してバスで駅へ。
牛でなく、うしろ髪引かれる善光寺参り
となったのでありました。
最後に御朱印をば。
それでは、またー。
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