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ルマンに勝ったフェラーリと他車のスタイリング比較。

2023年のル・マンはフェラーリが勝利。終盤にクラッシュを喫して2位だったトヨタは、残念でした。

ところでワタシの観点は基本「カッコ良さ」だけですので、そこを見ていきたい。

まずトヨタ。

(ルマンで2位に入った
2023年型GR010 HYBRID。
toyotagazooracing.comより)

どーでしょうか。
実は私、厳しいレギュレーションの下、空力などの技術を突き詰めたレーシングカーは全部、究極的にはこんな感じに似てくるのだと思っていました。

しかし!

こちら、3位に入ったキャディラックVシリーズ.R。↓

Wikipediaより。

全然違う!
・フロントフェンダーからリアフェンダーに至るショルダーラインはトヨタが凸凹感のあるラインなのに対してキャディは滑らかに上がっていく。
・フロントのカクカクしたトンガリ感はアメリカン・スポーツの系譜を感じさせるし、
・縦に配したヘッドライトはキャディの市販スポーツ車の面影を感じる。↓

キャディラックCT5を左右反転。
Wikipediaより。


極め付けは、フェラーリ。

優勝を飾ったフェラーリ499P。
Wikipediaより。

フロントの優雅なラインや、リアフェンダーからピョコッと跳ね上がったダックテールのような造形。これは…

市販車の296B。リアフェンダーから
跳ね上がるダックテール風の造形。
Wikipediaより。
SF90。こうした現代フェラーリのデザイン
の雰囲気を、499Pはそこはかとなく
取り入れている気がします。Wikipediaより。


そうです、市販の296BやSF90を思い起こさせるのです。

あと、何というパーツかわかりませんが、どのWECカーにもあるリアに垂直に立ってる板、ここに色をつけたりスポンサーのステッカーを貼ったりせず、ブラックアウトしているのも、クーペのように見える工夫だと思うんだよな。↓

(赤い部分だけ見るとアラ不思議。
市販車のシルエットに見える)

トヨタ車には市販スポーツカーの面影がない(スープラに似せて欲しいとは思いませんが)。
無理に思い出すなら、これか。↓

うーむ。

見る人を楽しませる観点からは、フェラーリのスタイリングのボロ勝ちに見えたワタクシでした。

それは、またー。

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