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英国の稲妻。

イギリス🇬🇧は昔から、型破りでスゴイ戦闘機を開発してきました。

"ライトニング"

というこの戦闘機も、型破りでかつカッコ良く、しかも性能も一線級と、スバラシイ戦闘機です。 残念ながら、ライトニングはもう現役じゃないですが…南アフリカ🇿🇦でライトニングに観光客を乗せて飛んでくれるという、あの会社まだあるんだろうか。
(過去に取り上げたイギリス機はこちら。)

まず、何が型破りか。わかりやすい特徴が3つあります。
1.翼の形。これ、見てください↓

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翼の後退角の付け方が半端ない。

一般的には、ハイスピードを目指す機体ほど、この後退角がきつくなります。

ライトニングは、最高速マッハ2.1も出ちゃいますからね。

あと、翼の後端の内側を切り欠いたようなデザインが、水平尾翼との隙間の空間と相まって美しい幾何学模様を作り出してます。

2.エンジン搭載方法。
後ろから見るとよくわかります。タテに2機積んでるんですよね、エンジン。

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普通、双発(エンジン2機)の場合はヨコに並べます。F-15もSu-27もそうですね。↓

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ライトニングのエンジンには一部、直径が太い部分があります。横に並べる場合は左右対称に並べないとバランスが崩れるので、直径が太い部分同士が隣り合ってボディ全体が大型化します。タテに並べれば、この太い部分をズラすことができますから、ボディをコンパクトにできます。これによって双発の割にすごくスリムな機体となっています。

3.増槽タンクは、翼の上。
普通、増槽タンクは翼の下に抱えますが、ライトニングの場合は、上です。↓ これは、主脚(タイヤ)が翼の下面に収納され、翼下には吊り下げられないから。

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この姿を見ると、なんか宇宙戦闘機みたいな。

翼の上に何か取り付けるのは、ライトニングとホンダジェットくらいではないでしょうか!?↓

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ライトニングの動画については、一度、これをご覧いただきたい。英空軍が作ったと思われるプロモーションビデオで、古臭くはありますが、アングルや音楽にこだわりあり、空撮あり、で、

「君もライトニングを飛ばしてみないか!」

という、当時の英軍のライトニングへの誇りみたいたものを感じますので。

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今日はこの辺で。
それでは、またー!

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