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説明文の読解は「謎解き」のようなもの

「説明文の読解は、謎解きのようなものである。」

フレーム・リーディングという手法で物語文や説明文を「まるこど」読むことを主張する筑波大学附属小学校の青木伸生先生の言葉である。

青木先生の「フレーム・リーディング」の手法は、白石先生や桂先生の主張と重なるところもあるが、シンプルで分かりやすいと感じる。

説明文は「俯瞰」「分析」「統合」で読む。                         

まず、俯瞰して、筆者の主張を把握するのである。                       筆者の主張は、説明文のはじめ、おわり、または、はじめとおわりにある。頭括型、尾括型、双括型かを見極める。                         

筆者の主張はしつかり読む。                                 その主張を読み取ることで、何が言いたいのかだけでなく、どのような話題なのか、どのような例が出てくるか予想もできるのである。

予想しながら説明を読むことは、筆者の主張のための論に納得できるかどうかを考えること、また「考えの形成」にもつながる。

青木先生は言う。
「説明文の読解は、謎解きのようなものである。」
なるほどなあと思う。知的好奇心をくすぐられる素敵な言葉だ。

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