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働かない若手

働かない若手がいる。

といったら、多少語弊があるかもしれないが、最近、「うちの若手で働かない先生がいて困っている。」という話をよく耳にするようになった。よくよく話を聞いてみると、働き方改革をかさに?して仕事をしないという若手のようだ。

「〇〇先生(交通安全の担当)、交通安全集会の計画案の作成をお願いね。」と頼めば、「いや、日々の教材研究で手一杯なので、2学期からでいいですか。」と返答する。

輪番で学年時間割作成が回ってきたとき(計画記されていたもの)、「まだ、学級の仕事を定時で終えることができないので、時間割作成まで手が回りません。おっと定時なので帰ります。」

アンケート等の提出書類の締め切りが過ぎている時、「もう定時ですよ。明日、アンケート調査を提出しますね。」

といった感じということである。「働き方改革ですから」が口癖で定時退庁は守るが、仕事の約束は守らない、自分の能力を少し超えると判断したとき、時間がかかって面倒くさそうと判断したとき、断ることきが多いということである。

もちろん、仕事の振り方や指導の仕方等にも改善の余地があるかもしれないが、なかなか本人の改善が見込まれず、結局、周りの人がその人の仕事をしてしまうことになるらしい。

働き方改革は重要。             

しかし、その意味を単純に「自分が楽をすること」と勘違いし、周りとコミュニケーションをとることなく、スタンドプレーに走ったり、仕事を断り続ければ、教員としての成長のチャンスも逃してしまうことにもなりかねない。

若手に働き方改革が間違って伝わっていないか少し心配になる。いや、若手だけではないかもしれない。


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