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「遊びの道具」から「学びの道具」へ

PISA調査(2016)のICT活用調査の中に、学校外での平日のデジタル機器の使用状況という項目がある。

以下の項目については、日本は大きく平均を下回っている。

〇PCを使って宿題をする。                                                                               〇学校の勉強のためにインターネット上のサイトを見る。                  〇関連資料を見つけるために授業の後にインターネットを閲覧する。               〇学校のウェブサイトから資料をダウンロードしたり、アップロードしたり、ブラウザを使ったりする。                               〇校内のウェブサイトを見て、学校からのお知らせを確認する。              〇Eメールを使う。

一方、日本が平均を上回っているのは、以下の項目である。

〇 ネットでチャットをする。                                                                                        〇一人用ゲームで遊ぶ。                                                                 〇多人数オンラインゲームで遊ぶ。

この結果より、PCやスマホを学習ではなく、ゲームやSNS等に使っていることがうかがわれる。                                                                    PCを「遊びの道具」から「学びの道具」にしなけれならない。

そもそも、ICTは社会における問題解決の道具であり、そのモデルが学校に入ってきたはずである。PCを「遊びの道具」だけにとどまらせていては、公教育で1人1台の端末を子どもに与える意味や、費用対効果がなくなってしまうと考える。

PCを自分の分身の1つとして、自分の脳の延長としてとらえ、「学びの道具」にする指導をしていきたい。

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