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問題を小さく分けるということ

どうも、こんにちは。
【株式会社自分の履歴書】では、僕の過去について振り返ろうと思います。自分がどんな学生時代を過ごしてきたかを知ってもらうことで、何か参考にしてもらえたらいいなと思います。

先生のレッスン

高校から大学にかけて、オーケストラ部に入っていたのでファゴットという楽器を吹いていました。茶色くて長い木管楽器で、大概の人は知らない楽器です。幸運にも高校の部活のトレーナーをしていた方が藝大卒の超一流ファゴット奏者だったので、「レッスンをしてくれませんか」と凸ったところ、幸運にもレッスンをつけてもらえることになったので月に一回くらいはその先生のご自宅でレッスンを受けていました。

先生に学んだことの大きな一つは「問題を小さく分ける」ということです。

レッスンではエチュードと呼ばれる短い練習曲をいくつか吹くのですが、その曲の仕上がりを良くするためにすることはいつも同じでした。2分か3分くらいあるその曲を、とにかく小さく区切って一つずつ問題を解決するということです。

曲はたくさんの小節が集まってできていて、小節はまたいくつかの音符からできています。音符は当たり前ですが音から出来ていて、音は息や運指から構成されています。

プロ志望でも何でも無い、ただの高校生の僕が演奏する曲はそれはそれは下手で「イケてない」訳ですが、先生に教わりながら練習をしていくと少しは「いいな」と思える音楽に変わっていきます。それは、問題を小さく分けて一つずつ改善して行っているからです。

そんな簡単なことも、僕は出来ない

つまりこういうことです。一つの曲を、最初から最後まで何度吹いたってそこまでの改善は見込めません。ある程度の塊に区切って、それをさらに細分化して、自分が「変えられる」最小の単位まで小さくします。その「変えられる」最小の単位を何度も何度も反復していい方向に「変え」ます。これが、練習をするということであり改善するということです。

「そんなの当たり前」という人もいるかもしれませんが、僕はこんなに簡単なことも上手に出来ません。曲は通しで吹いた方が楽しいし、どれだけ小さい単位にすれば「変え」れるかも分かりませんでした。今でもあんまりよく分かっていませんが、うまくいかないことはとりあえず小さく分けて一つずつ対処するという考え方だけは学べました。

よく親父とゴルフの練習に行くのですが、親父はとにかく球を打ってます。一打ごとに首を傾げながら、球を打ってます。家で素振りをする姿は見たことがありません。
練習場で球を打つのは音楽で言えば一つの曲を演奏するようなものです。非常に短い時間の中で起こることですが、一つのスイングが一つの曲と言っても過言では無いかもしれません。つまり、親父は曲を通しでしか練習しておらず、問題を小さく分けていないんです。多分、練習場にいる多くのオッサン達はそうだと思います。そのスイングで改善したい課題を決めず、何となく一曲吹いてみて「たまたま悪かった、たまたま良かった」を繰り返しているだけです。
それでは効率よくスイングを改善することは出来ません。

小さく分けるから磨ける

ずっと前に「磨くって何だろう」という記事でも書いたのですが、何かを綺麗に磨くには小さく分けることが必要です。プロの仕事は、そういう本当に小さい単位を綺麗に磨かれた積み重ねの総和です。僕も、本業はもちろん遊びでもそういう「磨き」を積み重ねていいものにしたいと思っています。

皆さんもぜひ、なかなか改善できないものがあるときは問題を小さく分けるという考え方を試してみてください。

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