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結婚とは何か実家暮らしの独身が考えてみる


我ながら壮大なテーマを選んでしまいました。

最近、これまで持っていた価値観を揺さぶられることが多く、自分がいかに狭い世界で生きていたのかに気づかされることが多いのですが、

そんな中で、今回は結婚という壮大なテーマについて、思ったことを書いていきたいと思います。


ここで、

実家暮らし独身で無職のクセに、結婚の何を語ろうっていうの?と思われるかもしれませんが、

言ってしまえば、両親もきょうだいも離婚した身として思うところがあったのと、

平均初婚年齢を華麗に通り過ぎた(?)自分自身が結婚についてどう考えているのか、整理したいと思ったことがあります。

ということで、

婚活している人たちはみんなアベンジャーズ・・・・・・・のような超人にしか見えないと内心思っている独身実家暮らしが、結婚について好き勝手書いていこうと思います。




私は就活を一切せずに大学を卒業し、5年間引きこもっていました。

当時の私は心身ともに弱り切っていて、ボロボロの自己肯定感をなんとか保ちながら暮らしていました。

そんな中、離婚して家を出ていた父親に久しぶりに会う機会があった際、

“遠縁にあたる人でいい人がいる。会ってみないか”

と話をもちかけられました。


当時の私の感想は、“は?”の一言(一文字?)でした。

しかも、当時私は20代半ばで相手の方は40歳でした。

こちとらひきこもりで忙しい・・・・・・・・・のに、何が会わせたい人がいるだ。いったい、この人は何を考えているのか?

父への不信感と嫌悪感で、頭の中がいっぱいになりました。

父は父で私の事を心配してのことだったかもしれませんが、

年齢のことは抜きにしても、引きこもって弱っている娘に自分の気に入った人をあてがおうとしたその魂胆と、

結婚すればひきこもりから脱出できるのではというその浅はかな考えに、私は腹を立てたのでした。

そもそも、結婚に対して良いイメージを与えてくれなかった張本人が、結婚を勧めてくるというその矛盾に、何より違和感を覚えたのでした。



結婚と聞いて私が思い浮かぶイメージは、“責任”や“経済力”や“我慢比べ”といったものでした。

相手と生活を共にする以上、相手の人生に責任を持ち、相手の生活を保証し、そして妥協点を探り合い我慢をし合う。

そして、そういったことは、到底自分にはできないと思っていました。

なぜなら、自分のように引きこもった経験があったり、職歴に穴があって収入が不安定だったり、繊細気質を持つような者には、無縁で実行不可能なものに思えたからです。

結婚は、バイタリティがあって、容姿や収入に恵まれた、選ばれし人たちだけの間で発生するイベントだと思っていました。


なので、これまで出会った人に、

結婚願望はないの?と聞かれても、

相手がいないからあんまりないですね~。いたら結婚したいって思うのかもしれませんけど。

なんて、半ば強がりのようなトンチンカンな返答をしてきました。

けれど、それだけ自分にとって、結婚というものがリアルに感じられなかったのです。


そもそも、自分自身が育ってきた環境の中で、結婚はすばらしいものだと思えない背景がありました。

お互いに労り合えない両親の姿を見てきて、

結婚って、こんなに人を縛ったり、不自由にしたり、醜くさせるものなの?なら、自分は一生しなくていいわ。

と思っていた時期もありましたし、そもそも自分のような人間は結婚には向いていないと思っていました。




それが、

最近世間や世の中の“ちゃんとした結婚をしている人たち”を見るうちに、考え方が変わってきました。


それは、結婚は一部の特別な人に起きるのではなく、すべての人に起こり得るものなのではないか、

ということです。


もちろん、性格的なこと、経済的なことが問題になってしまったり、そもそも出会いがないために結婚に至らないということもあるかもしれませんが、

結婚って、この人と結婚したいと思った人たち同士がすることであって、それ以上でもそれ以下でもないのではないか、ということに気がついたのです。


そもそも、結婚の意味は人それぞれで、一人ひとりに結婚の意味があっていいのです。

私の場合は、

“この人の一番近くでこの人を支えたい、一番に応援していたい”と思うことも、結婚の動機としてありなんじゃないか

と、ふと思ったのです。


例えるならば、お互いを公式の“応援アンバサダー”と認定し合うような感じ。

あなたが私の一番の応援サポーターだと認定しますよ。そして、私があなたの一番の応援サポーターだと認定して下さいね、的な。

結婚って、幸せにするとか、養うとか、けじめをつけるとか、責任を取るとか、そういった堅苦しいものではなく、

ずっとそばにいたい、そばにいて相手を支えたいと思うだけでいいのではないかと、最近思い始めたのでした。


もっと言ってしまえば、

収入が低くても、なんとかなる。大事なのは、お互いを労わり合える関係かどうか。お互い分かち合える関係かどうかなのではないか。

結婚とは、たまたま出会って意気投合した二人が、これから先も仲良くしようねとお互い約束するようなものにすぎないのではないか。

当然、そんな約束をしている人もいれば、相手がいるけれどしていない場合もある。

そして中には、やっぱり仲良くするのはやめようとその約束を解消することもある。

ただ、それだけのことなのである。




子どものころ見ていた教育番組のOPに

たのしいこと~はふた~りぶん♪かなしいこと~はは~んぶん♪

という歌詞があったのですが、結婚ってそういうことなんじゃないかと思うのです。

お互いに支え合ったり、分かち合ったりする。ただそれだけ。

なのでつくづく、同性婚が法的に認められていないのがなぜなんだろうと疑問に思ったりもします。

結婚があまりにも堅苦しい制度になってしまっていて、すべての人が当たり前に受けられる権利が奪われてしまっているように感じます。

けれど、そうは言っても、社会的責任とか信用とか、子どもの問題もあるし…と思われるかもしれません。

はい。なので、誠に勝手ながら、文末に“知らんけど”を付け加えさせてもらいたいと思います。


結婚って、たまたま出会って意気投合した二人が、これから先も仲良くしようねとお互い約束するようなものにすぎないのではないか。(知らんけど)

以上が、私がたどり着いた結婚観でした。


結婚している方々からしたらツッコミどころ満載な記事になっているかもしれませんが、温かい目で読んで頂けたら幸いです🙇‍♀️


ここまでお読みいただき、ありがとうございました。




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