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高身長のイヤなところ・いいところ


突然ですが、私は高身長です。

自分より背の高い女性に会った人数は、記憶している限りでは片手で収まる気がします。

たぶん、記憶していないものを含めても、両手いかないんじゃないかと思います。


子供の身長予測がわかるサイトには

男子= (両親の身長の合計+13)/ 2+2
女子= (両親の身長の合計-13)/ 2+2

という計算式で、だいたいの身長が導き出せるようです。

この計算式で調べてみた結果…


女子=姉の身長
男子=私の身長





…(^O^)




いや、どした?私の遺伝子。





とまぁ、こういう具合で、とにかくおかげさまで立派すぎるほどにすくすく育ちました。



背が高いことで困ることといえば、頭をぶつけやすいことです。

家では換気扇の囲いによく頭をぶつけますし

外では電車のつり革や荷物棚によく頭をぶつけます。

そのかわり、満員電車ではわりと新鮮な空気が吸えます。


また、私の足は幅広で靴のサイズが26.5㎝なのですが

カタログで、「あ、この靴カワイイ」と思って頼んでみても(市販のものはたいがい履けない)

入る靴はどれも見た目が大きすぎて足ヒレ状態になります。

ムートンブーツ(懐かしい)を履こうものなら、どーもくんの足そのものになります。

そのかわり、シンプルな服の組み合わせでも割とサマになったり、ロングコートやワイドパンツなどがスラッと着こなせます。

レジでの「ジーンズは裾上げしますか?」に、毎回ドヤ顔で「いいえ」と言えます(?)


また、高身長のため老若男女問わずよく見られます。

顔→足元→顔の順にチェックされることは日常茶飯事で、ずいぶん前ですが歯医者でレントゲンを撮っている間に、

「デカくね?何センチあるんだろ。」と裏でヒソヒソ話されたこともあります。

そのかわり、たいていのところのものは踏み台なしで手を伸ばせば取ることができます。

そのため、同性をキュンとさせるのが得意(?)で、宝塚の男役になった気分を味わえます。



ようするに、人と違うということは、いいこともあれば悪いこともある、と言えます。

そしてせっかくならば、大変なことも多いけど良いこともあるよなと思って生きていった方が、だんぜん楽しいんじゃないかと思います。



そもそも、

もともと私は自分の性にあまり固執していないほうで、

性自認はいわゆるシスジェンダーで女性ではありますが、

anone診断では、“Xジェンダー”や“ノンバイナリー”と出たりします。

加えて、本名も男性的な名前なので

プロフィールが名前と身長・体重だけだと、100%男性にしか見られません。

しかし、そんな自分を私はとても気に入っています。


初対面で身長の話題になると、私はよく

「父親が高身長で、父親の女版クローンみたいな感じなんですよ~。」

と言います。

そして、たいがいウケます。私の鉄板ネタです。

身長が高いと、えてして高圧的で態度が大きく見られてしまい、警戒されたり、牽制されたりすることが多いのですが

そういう鉄板ネタがあることで、だいぶ人と打ち解けられるような気がします。(あくまで私の場合ですが)



そんな私ですが、以前新しく入った職場で

「背が高いですね!何センチあるんですか? …って、今までさんざん聞かれただろうから、身長のことを聞かれるとイヤですよね。」

と言われたことがありました。

「いえいえ、私も背が高い人がいたら何センチかなぁって気になるんで、全然大丈夫ですよ。」

と答えましたが、内心気づかってもらったことがめちゃくちゃ嬉しかったです。



高身長と一口にいっても、当たり前ではありますが、

そのとらえ方やアイデンティティとしてどう取り込んでいるかは人それぞれです。

そしてこれも当たり前の話ではありますが、くれぐれも外見で人を判断しないということです。

一見、「いいな、羨ましいな」と思うことであっても

相手にとってはそうでもないことが多々あります(むしろそっちのほうが多いかもしれない)

身長が高い低いに関わらず、見た目に“違和感”を持った人に対して、

良い・悪い、と先入観で一方的に決めつけたり、勝手なイメージを押し付けるのではなく、

その人がどんな人なのか、あくまでその人の人となりを見るべきだと思います。

そして、自分と違う人をただジロジロ見るのではなく

一人ひとりがお互いの違いや多様性を前提として理解し尊重することで、

あらゆる人にとって、もっと生きやすい世の中になるんじゃないかと感じます。



ということで、

今回は、こんな高身長の人間もいるよという内容の記事を書いてみました。

高身長でイヤだったこと、よかったことのエピソードは書ききれませんでしたが、私自身は高身長でよかったなと心から思ってます。


ここまでお読みいただき、ありがとうございました😊



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