005 スマホと学力③(約450文字)
つづきものです。
まだという方は、まずこちらからどうぞ。
◆その2:「便利は不便利」
スマホは便利、ということは以前にも書かせていただきました。
本当に、便利です。しかし、便利が不便利になることもある気がします。
例えば、Aということを調べたいと思ったとします。
今となってはスマホですぐに調べられますが、
すぐ調べられるということは、
そのAのために使う時間も「すぐ」でしかありません。
一方で辞書を引いたり、
知っている人に尋ねたりする場合には(要は昔のスタイル)、
その答えが出るまでAのことは頭の中で繰り返されます。
どちらの方が印象として残りやすいか、もう言うまでもないかと思います。
板書された情報を書き写すか写真で撮ってしまうか。
これも印象度の違いが顕著に表れるかと思います。
今はなんでもスマホを通して報酬(=知識)を得ることに慣れてしまっています。それによって定着度が失われてしまっていることを考えると、少し怖ろしいようにも感じられます。
これが、便利が不便利になったと感じる瞬間です。
(つづきます。 次で最後です!)
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