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ラピダスのファウンドリ成功保証は誰はするのか?失敗確実なプロジェクトの責任は誰が取るのか?【更新】

世界のトップファウンドリ企業が先端ロジック製造立ち上げで苦しみ、米国Intelファウンドリ事業の身売りや韓国サムスン電子のGAAファウンドリ事業再編(顧客が台湾TSMCに避難)検討に入っています。
日本のメディアは、ラピダスが必ず成功するものとして報道している姿は、戦前の戦艦大和建造の亡霊を見ているようです。
ラピダスが無謀なのは、顧客ビジネス戦略以前に、2nm GAA(米国IBMプロセスポーティング)&ファウンドリとチップレット&OSTA (サブコン)の難易度が高い2つの製造技術を同時垂直立ち上げを進めていることでしょう。
当時の造船テクノロジーの全てを結集した敵戦艦の主砲が当たっても沈没しない設計・構造であった戦艦大和は、どうなりましたか?
轟沈しました。
ラピダス経営戦略で愚策は、「二正面作戦」
( two-front war)を実行している事です。
リアル戦争では避けるべき作戦、離れた二つの場所にある戦線で、二つの異なった敵と戦っている状態です。
ラピダスはこの戦線は、初参戦で経験値ゼロです。

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世界サブコン


【Intelとサムスン電子のファウンドリ】
~引用~
Intelの苦境がさまざまなメディアで報じられているが、それを「対岸の火事」では済ませられないのがSamsung Electronicsだ。Samsungのファウンドリー事業も、最先端プロセスの歩留まりや米韓での工場関連で問題が山積している。Intel同様、深刻な状況に陥っている。

【日本政府保証融資(ラピダス法案)を求めるラピダス経営陣、事業失敗した際には日本国民にラピダス経営陣は何を保証してくれるのか?
~引用~
ラピダスは既に三菱UFJ銀やトヨタ自動車、NTT、ソニーグループといった8社から計73億円の出資を受けている。量産化を見据え、銀行団に1000億円規模の資本増強も要請してきた。政府はラピダスの研究開発などに9200億円を助成する方針で、同社は民間からの出資分を含めて1兆円近くを確保したことになる。
ただ、27年の量産に向けては5兆円規模の資金が必要とされ、残り4兆円の調達はこれからだ。ラピダスは政府の追加支援や、融資に政府保証を付けるための法整備に期待をかけている。

【ラピダス経営陣と似たような発言】


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