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娘が巫女になった日


十月吉日、神社の例祭で

4人の小さな巫女達が、浦安の舞を奉納する役目を務めました



(写真はリハーサル時。例祭では100名以上の来賓の方々が参列されていたので、姿すら見る事が出来ませんでした)



娘の園では、年長さんの女の子は全員、式神楽と浦安の舞を舞うのが伝統のようで

園の式典や発表会などで、それぞれ披露する事になってます




「浦安やってるの〜」



夏休み明け、娘に突然言われ


もう始めてるんだ!』と、驚きました



発表会は12月なので

やっぱり神楽を覚えるのは、数ヶ月かかるよね〜』と、思いながら

娘の報告を聞いてました




後日、園からのお便りで、選抜の4人が神社で舞うことを知りました


子供達のやる気や意思”を考慮しながら、“先生と子供達で発表の場を決める”様で

家庭でも相談してくださいと書かれていたのですが、、、

娘からは全く相談される事もなく

娘は自分の意思で神社を希望していた様です



9月中にメンバーを決めて、神社の例祭は10月半ば

練習期間が1ヶ月ほどの短期間なので

特に意欲の強い子を選ばせて頂きますとの事でした



お友達のママに、神社情報を聞いたら

親は礼服で参列するとか、神社での練習とリハーサルがあるとか

当たり前ですが、発表会とは全く別次元のもので、どうなることやら




「神社だよ〜」



神社のメンバーは、4クラスで1人ずつ選ばれる様で

娘のクラスは娘が選ばれました




それから毎日、登園後と降園後に30分の練習


練習どう?」と、聞いても、全く練習の様子や感想を話してくれなかったのですが

先生に聞くと、「とても覚えるのが早くて、上手ですよ〜」と言われたので

あまり追求せずに、「練習頑張ってね〜」と、だけ伝えていました



こんな機会は一生に一度かもしれない



パパの両親に報告をしたら、都合をつけて観に来てくださる事になり

合わせて、義母とパパの誕生日のお祝いと

娘の七五三のお祝いディナーもする事になりました




リハーサルの日



お友達に会った瞬間から境内を走り回って大騒ぎの娘達


ママ達は、心配しながら様子を眺めていたけれど

子供達は神社での練習も3日ほどしていたので、慣れた様子で着付けの部屋へ


ママ達も着付けのお手伝いをしました

紐の結び方や飾りなど、初めてのことだらけで、園の先生にレクチャーしてもらいながら、なんとか出来ました



子供達は、少しエンジンがかかってきた様子



巫女姿で歩く後ろ姿は、可愛らしくも様になっていて

今思い出しても鼻の奥がツーンとしてしまうくらい、、、

孫のように可愛くて、しみじみと眺めてしまいました



リハーサルでは、本殿の中で舞いを2回行いました


2回目は、宮司さん達を交えて、本番さながらでのリハーサル


本殿の厳かな雰囲気に、見ている方が緊張してしまうくらいでした




いざ本番、例祭の日




神主さん、宮司の皆さんも装束姿

七五三のお祝いでの参拝の方もいらしていたりして、晴れやかな雰囲気でした



娘達は相変わらず、お友達に会った瞬間から大はしゃぎ


今日本番ですけど、、


さすが選抜メンバーかな、緊張よりも楽しむ方が勝るのかと感心してしまいました



着付けは昨日教えてもらったので、順番だけはなんとか覚えていましたが

結び方の手順は覚えきれませんでした(^^;;



いざ、出陣!!!!




4人の可愛らしい巫女達が、楽しそうに闊歩していく姿


見ていてほんとに清々しく、心に焼き付けて冥土の土産にしようと思うくらいでした笑



境内で、粛々と例祭が始まってからも、緊張どころか楽しそうな彼女達


いい意味で、末恐ろしいお子達だなと思いました笑



大勢の来賓の方々が参列していて、例祭での舞は、見る事ができませんでした

お友達のママと、「大丈夫かな〜」と、じっと終わるのを待ちました



無事に役目を終えた娘達を迎え行くと、なんとなく肩の荷が降りたような


やっぱりいつもと変わりないような、一皮向けたような


本当に、親子共々、いい経験をさせてもらいました




年少に上がる前から一緒だったお友達のママと

「すごいよね〜、あんな短期間で。独特な踊りだし、よく覚えられるよね」と、しみじみ

娘と同じく自分の意思で神社を希望して、やはり練習の様子などは家で話す事はしなかったようで、一緒のタイプで面白かったです


共に、年少に上がる前の少人数の頃から園にお世話になっていたので

『あの頃が子供達にいい影響を与えてくれたのかな』と、感慨深い気持ちで話しました




娘の意思の強さと、物怖じしない姿を見せてもらい

感心しっぱなしな数日間でした



いつも長男や次男からは手帳での恩恵を受けていて

親孝行ありがとうなんて思うのですが


娘は積極的で何でもチャレンジしようとする子なので

これまた親孝行な子だなと親バカながら思ってます



いつも『可愛いよ〜大好きだよ〜』と、可愛がるわたしに

だんだん女子感強めで厳しいことを言ってくる事も増えたのですが

(ママそれ似合わないよ〜とか、親子というよりも親友のような関係になってきました笑)



娘が年中さんの終わりの頃に骨折をして、1ヶ月休園したのが転機だったかなと思います


週一での通院は大変だったけど、一緒に過ごす時間が出来て、娘との関係性がより良いものになった気がします



(この事もいつか記事にしようかな)



我が子は可愛いに決まってますが、ほんとに面白い子なので

これからもあなたの彩りを周りにどんどんサプライズしてあげてねと思ってます













































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