言われればそうかだが、思いつかない
テストの結果が帰ってくる。入社試験の面接の合否が帰ってくる。ゲームの勝敗の結果を今一度振り返ってみる。
「あの時、記号をアではなくイにすればよかった」 「面接でああ言えば良かった」 「しまった。あの技にすれば勝てたのに。」
終わったあとで、そう思う。
でも、やっている最中は最適解など思い出さない。
すべては、「コトが終わってから」あれこれ思い出す。後悔する。
将棋とかボードゲームでよく、対局相手同士で試合中に良い手が無かったか考えだす「感想戦」というのがある。
お互いにあれこれ考えて、「こんな手があったんじゃないか」と相手に言われてしまった際には、思わず発狂してしまいそうだ。
自分の人生は後悔、というか選択ミスの連続だ。
あの学部にすれば、とか親の言うことは聞かずにあの業界に照準を合わせて就活すれば、あの時好きな女性に告白していたら、
叩くと出てくるホコリのように、ワサワサと後悔が積もりかえる。
「あの時は、あれだけの能力だったから仕方ない」と思えなかった。だからこそ、色々ミスをして失敗を繰り返してきた。
他責志向が強かったのかもしれない。でも、あの時、あの時、、、
昔のことばかり考えても仕方ない。タイムマシンがあるなら、昔の私に助言したいが、彼は今の私の言うことを素直に聞くとも思えない。
運命は神のみぞ知る。さて、これからの未来の最適解はいずこに。
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