【詩】夜夜夜々
私はなぜ泣いているのだろうか
それは嘘をつく虹
排他的に美しく咲く花火
炎の降り注ぐ大地には慈しむべき愛しい人々がいて、わたしはきっと全てを忘れる
もうすでに失くなってしまった球体 ーそれは地球ではないー 私だけが住めるもう一つの惑星、それは夜の帳、闇に溶ける鴉、風を取り込みながら天へ突き抜ける宇宙船…
それらはとても小さい、あるいは巨大すぎてその全容を把握しきれないのであろう
私はなんで悲しいのか涙がゆくらりと流れるのか何も知らないし分かろうとしない、ここはアパート、海のような星夜を聴いている
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