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心理的不安全状態からの脱出

どうも、ふがしまゆげです。
最近とっても心理的に不安全な状態でした。

背景としては、
①全国で乱立する似たようなシステムを統一仕様で更新
②Step1で、ある地区をベース(ほぼ既設ママ)に新システム開発
④Step1で開発したシステムをStep2で各地区に展開
⑤ほぼ機能追加が無い前提でStep2の予算を取得
⑥ふがしまゆげにボールが回ってくる(独り立ちの試練らしい)
⑦(なんちゃって)全社展開案件の(なんちゃって)プロジェクトリーダ爆誕

登場人物は、
①地区のシステム利用者。早く老朽更新してほしいとずっと言っていたが、急に他地区仕様のシステムを押し付けられて怒り心頭。二言目には"更新するのにレベルダウンはありえんやろ"。
②IT部門上司。ヤクザ系ロジカルモンスター。プライベートは優しいが、"予算超過、工期遅れは許さん”。別案件で出払ってて、年明けてからは一度も会ってない。Web会議させてくださいはスルー。原則メールで指示。
③システムベンダー。いい人。"ふがしまゆげさん大変そうだから何とかしてあげたいけど、もらうものもらえてないので身動き取れません。"

登場人物の利害がぶつかりまくりです。間に挟まれたのは無力なまゆげ。
でも工期遅れはゆるされません。"原則全社共通機能(実質他地区のローカル仕様)を使ってください。(キリッ"と勢いで押し通そうと思いましたが、権力もコネもない私の力技は通用しません。

その内、"こんな事言ったら絶対、利用者は怒るよなぁ"とか、"弱音吐いても上司は認めてくれないよなぁ"とか、"ベンダーの人もこんなお願いされても困るよなぁ"と相手の反応を想像して身動きが取れなくなってしまいました。なるほど、これが心理的安全性が低い状態ですか。

言い出せずに身動きが取れないでいると、時間が経つにつれてさらに言い出しづらくなります。まるでコミュニケーションの負債があって、返済しないでいると、どんどん利息が増えていく感覚です。

いよいよニキビがいっぱい出来たり、ビオフェルミンを常用するようになってきた頃、何時でも仕事辞めてやるわ精神を思い出して吹っ切れました。好きな時に会社を辞められる資本主義社会ってやっぱり素敵。

吹っ切れた私は、”どうせコミュニケーションをしない分だけ利息が増えていくなら、とにかく言いたいことを自分勝手に言えば良いじゃない。相手の反応は予想しないし期待しない。返ってきた反応には、その時の自分が言いたいことを言おう。"という結論に至りました。

そうすると、地区の利用者はキレながらちょっと譲歩してくれるようになったし、ベンダーは思ったよりお願い聞いてくれるし(無茶言ってごめんなさい)、上司は破れかぶれな私を心配して電話くれるようになりました。

まだ案件は喧々諤々で何も解決してないですが、"自分の言いたいことを言う。相手の反応を予想(期待)しない。"この二点だけで、私の心理的安全性が大分向上しました。ビジネスマンとしては間違ってる気もしますが、ある意味コミュニケーションの真理なんじゃないかと勝手に思ってます。(そして今の案件が終わったら絶対に会社辞めたります。ベンダーの人だけが心残り。)

勝手に遠慮しないことと、何時でも辞めたるメンタル(語呂が良い)が大事なんじゃないかという話でした。

作:妻




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