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アセスメントを活用したくなる研修#イベントレポート

こんにちは、平塚です。先日、大阪府豊中にあるサルビアジュニアさんで、アセスメントに関する研修をさせていただきました!

研修といってもそこまで仰々しいものではなく、これまでの自閉症に関する歴史をクイズ形式で振り返りながら、アセスメントの強みや活用の広がりを知っていただけるようなカジュアルな形式で実施しました。

今回は、サルビアさんの紹介も兼ねてその模様を紹介させていただきます。

サルビアジュニアさんについて

株式会社サルビアは”多様性を力に変える社会を創る” を理念として掲げ、
全ての生きづらさを抱える人々に対して、「個と環境」の両方に働きかけ、
その間にある”障がい”を無くしていくことをミッションとして、活動しています。
現在は豊中市、吹田市などを中心とした「地域密着」型で、
発達障がいや知的障がいのあるお子様を対象に専門性の高い多職種による「マンツーマン」の療育を「オーダメイド」で実施しています。

また、営利事業だけでなく、子ども食堂や地域の不登校の子どもの居場所づくりなどを行なっており、「多様性」が力になる新たなモデルの社会創出を目指しています。

サルビアさんは、地域密着型で完全個別型でそれぞれのお子さん、保護者さんに対してサービス提供されている会社さんです。
ウェブカメラを導入して、保護者の方が個別療育中の様子をモニタリングできたり、当日の支援の振り返りを保護者の方にその場でしっかりとお伝えしていくきめ細やかなサービスを提供されています。

当日の模様

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まずは、アイスブレイクということで、ASDの誕生から支援がどう変わって来たのか、クイズ形式で簡単におさらいしました。

そうだったそうだった!という箇所もあれば、これなんだったっけ、、、という箇所もあり、普段とは違う形で楽しんでいただけたのではと思います。

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アイスブレイクに続いて、児童発達支援がまさに体現しているところではありますが、なぜ早期診断や早期介入が大事だと言われているのか、データを見ながら改めて振り返りました。あまりにも当たり前に思えることですが、実際に数字で見ると、かなり効果が違うということがご理解いただけたようでした。

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そして本命アセスメントですが、子どもたちの状態に関してより深く正確に把握することができるという強みに加えて、「誰もが理解できる形」に子どもたちの情報が変換されていくというメリットに関して、模擬ケースを含めながらお伝えさせていただきました。みなさん非常に真剣に聞いてくださいました。

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最後は、アセスメントを適切に活用することで、事業所内部だけでなく、地域の様々な関係者を巻き込んでいくことができる例として、アメリカの超早期療育の制度や学齢期の個別支援を参考に、「専門分野の異なるメンバーが連携できる仕組み」に関してご紹介させていただきました。

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研修を終えた後で、サルビアジュニアのみなさんから感想をいただきましたので一部抜粋してご紹介させていただきます。

どんな学びがありましたか?

「アセスメントツールはあればよい、ものではなく支援にとって絶対に必要なものだと感じた。」

「達成振り返りのための数値設計の必要性。アセスメントを行うことで支援者と被支援者間での共通言語を作成することで全体像を共有しやすいこと。」 

また、今後受けたい研修は?という質問に関しては、「実際にアセスメントを模擬実施できるようなもの」や、「逆にアセスメントで拾いにくい部分をどうやっていくか」、「多職種連携チームビルディングの具体的実践」などなど、アセスメントをより活用したいという意欲満載のご意見をいただくことができました。

まとめ

今回は弊社初の試みということで、1時間という短い時間ながら研修を実施させていただきました。

管理者の方がアセスメントに関して正しい知識や理解を持ち活用できるというだけでなく、事業所全体でアセスメントリテラシーを高めていこうという活動の一環に参加させていただいたわけですが、もっと理解したい、活用したいという感想を多くいただき貢献できたのではないかと思います。

個々のアセスメントに関しては、自治体や発行機関等が1日研修などを実施しているものもありますので是非それらの学習機会を活用していただければと思います。

また弊社の方でも、より現場のニーズに即した研修の企画・実施をサポートさせて頂きますので、やりたい!という事業所様いらっしゃいましたら下記よりご連絡ください。
info@easpe.jp

サポートしていただいたお金は、「試す事」に充てさせていただきます。