見出し画像

きっかけは就職活動、石川県出身の診療放射線技師・本元強さん

ひたちなか市立美乃浜学園で実施したキャリア授業の様子をレポート。今回は本元強さん編。

本元 強さん 

ひたちなか市在住、水戸市の茨城県立こども病院に勤務。
昨年ドラマや映画になった「ラジエーションハウス」で、取り上げられたお仕事である診療放射線技師という職業は、いろんな装置を利用して、身体の中を画像にする仕事である。
「こども病院」で働く人たちは、茨城県に住むお子さまたちが、病気・けがなどで困ることがないように、24時間、365日ずっと毎日誰かが病院でお仕事をしている。
「診療放射線技師」というお仕事では、身体の「あたまのてっぺんから、つま先まで」を写す装置を使って、病気やけがのある場所を探す。装置には、検査が怖くないようにラッコの潜水艦の操縦席にしてあるものや、検査中にDVDや音楽をききながら、寝ているだけで検査が終わっているような場所になっているものがあり、様々な工夫がされている。


楽しいことを励みにやっていけるとよい

運動も、勉強も苦手で、唯一良かったのは塾の先生の教え方が上手くて勉強が好きになったことだった中学時代。しかし、高校受験も上手くいかず苦しい学生時代を送った。そんななかでも、卒業式の時にはお祝いのお金と貯金を使って、自分の好きなことにお金を使った経験から、これからくる受験などの辛いことに向けて、やりたいことや楽しいことを励みにやっていけるといいと話した。

北陸から茨城県に来たきっかけは就職活動

石川県出身で就職活動をきっかけに茨城県に来たという本元さん。その理由は降雪が少なかったから、誰も知らないところで一人でチャレンジしたかったから、北陸より関東の方が給与が良いという3つであった。給与が良いという話しづらくもリアルなお話は中学生にも印象を残したであろう。

病院の仕事で感じるやりがい

27年間ずっと放射線技師を務めていらっしゃる本元さんにとってこのお仕事は仲間や知的好奇心という点からとてもやりがいを感じている。病院には放射線技師だけではなく、医師、看護師、薬剤師といった国家試験を通ったプロフェッショナルがいてとても刺激的である。また、知的好奇心の強い本元さんにとって日々新しい機械について知ることができることもやりがいの一つである。

◆ひたちなか立美乃浜学園のキャリアフェスでは、全部で5名の社会人が講として登壇。他の講師の方のレポートは後日公開予定。

記事:石川諒

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?