見出し画像

多様な働き方を経験した末に選んだ東京-茨城の二拠点生活・和田真寛さん

東京で一級建築士事務所を経営しながら、最近大子町でDAIGO SAUNAというプライベートサウナ付きの宿をグランドOPENに向けて準備中の和田 真寛さんに、ひたちなか市立美乃浜学園7年生の生徒さんに向けてキャリアの授業をしていただきました。

自身の仕事選びや働き方についてお話していただいた中から、印象深い部分をぎゅっとまとめてご紹介します。

和田 真寛さん|建築家・DAIGO SAUNA代表

1985年 水戸市出身
専門学校を卒業後、県内のホームセンターに就職。筑波大学職員へ転職し30歳のときに一級建築士を取得。その後、恵比寿のIT系不動産ベンチャーを経て一級建築士事務所を開業し独立。現在は東京と大子町との二拠点生活を開始。大子町の自宅ではDAIGO SAUNAを開業。
僕も妻も大子町に祖父母の家があり子供の頃から慣れ親しんだ場所。コロナ禍によって背中を押され、自然が多い田舎でも子育てや暮らしを楽しみたいと思うようになりました。そして空き家バンクに掲載されていた物件を購入し、2022年から二拠点生活を始めました。東京と大子町を行ったり来たりしながら、仕事も子育ても思う存分満喫しています。

さまざまな仕事を経験したからこそ得られた学びをシェア

これまでに4つの仕事を経験して、異なった仕事や新しい環境に挑戦してきた和田さん。徐々に仕事に前のめりになり、仕事は楽しい!と感じられるように。思い描く理想に近づいてきた様子を、経験職種ごとに表にまとめて紹介してくださいました。

将来したいことが決まっている生徒さんでも、労働環境や収入、人間関係や得られる成長まで考えて職業や働く場所を考えることは難しいはず。経験をしたから直に学べる良さの一つはこういうことなのだろうなと感じます。

和田さんが感じた、「上京すること」で得られる良さ

元々は地元を離れる気がなかったけれど、30歳目前で考えが変わり東京に出て働く中で価値観が大きく変化。スピード感のある業務経験で視野が拡大。自信がつき、現在の自身で創るライフスタイルを選べるようになったそう。

進学や就職で地元・茨城を離れ、東京近郊で暮らすようになる生徒さんも多くいます。漠然と描いている“東京”での生活、実際に両方を経験したことで改めて茨城の魅力に気づき、二拠点生活を選んだ和田さんからはどちらの良さも伺うことができました。


キャリアは自分の意思で選ぶこと

以下、和田さんが授業後に書かれた文章です。

学生の頃は特に将来なりたい理想像もなく、新卒で就職した会社はなんとなく決めた会社。その中で家族の介護を経験し働き方を含め自分の人生を改めて見つめ直すきっかけになった。その後、資格を取得して建築のスキルを活かしながら自分がやりたいこと、つくりたいものを追求できるようになっていった。東京の自宅も丸々DIYで造ってみたり、大子町の自宅にはサウナを造ってみたり。

ものごとを決める時は自分の意思で選ぶことが大切。仕事を変えるときや大きな決断をするときは、家族など身近な人からいろいろな声が届くけれど「本当に自分がやりたいかどうか」で選ぶ。生徒さんから「反対されなかったんですか?」という声もあったけれど、自分で選ぶからこそうまくいかないことがあったとしても、他人のせいにすることなくうまくいくまでやり遂げることができるもの。生徒さんたちにはそれを分かってほしくて、熱心に伝えました。

和田真寛さんより


◆美乃浜学園のキャリアフェスでは、全部で5名の社会人が講師を務めてくださいました。他の講師のレポートも合わせてチェックしてみてくださいね。

#仕事について話そう
#二拠点生活
#多様性を考える

この記事が参加している募集

多様性を考える

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?