「面白い」提灯作り〜枯れない探究心〜
提灯作りを始めたのは「やってみよう」の気持ち
17年前にフランスから日本に移住されたジェフ・ラッジさん。最初は提灯づくりではなく別の仕事をやっていたそうです。
しかし、ジェフさんの奥さんのお父さんがもともと経営していた工房を畳む、となったときに自身の好きなことが手を使う作業だということや、会社ではなく自分で好きにやりたいという思いで「提灯作りをやってみよう、工房を継ごう」と思い立ったそうです。
体感してわかった提灯作りの楽しさ
竹を削ったり、丸く形にしたり…と提灯作りの工程はたくさんありましたが、特に魅力を感じたのは竹ひごに糸を通して固定する「糸掛け」という工程です。実際にやらせていただきましたが、竹ひごを均等に配置する繊細さが必要とされ、とても難しかったです。しかし、同時にどうやったら均等になるかという探究心も揺さぶられ、難しさ以上の楽しさを感じました。
追求し続ける「面白さ」と「アイデア」
ジェフさんは、普通の提灯だけで無く、自身の趣味であるステンドグラスを使った提灯づくりもされていらっしゃいます。それまでに試したことがないものを作ることはとても難しいことだと思います。しかし、それが面白いのだとジェフさんは話してくださいました。
自身の得意なこと、好きなことをかけ合わせた提灯は、ジェフさんにしか作れないもので、とても魅力的だと感じました。
感想
ジェフさんが日々向き合い、そして楽しく作っている提灯を目の前にし、なんともいえない大きな感動が湧き上がりました。提灯の溢れ出る美しさと力強さに圧倒されてしまいました。とてもかっこよかったです。貴重な一時間となりました。
記事:水戸市立第二中学校2年生
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