見出し画像

意識の進化と地球と人間王国

「四次元は物を透視してみる、そしてすべての方向から見る能力です。五次元は、例えば一つの目によって太陽系内のすべての目と連結する能力です。六次元を見るというのは、海岸の小石を手にとり、その小石を通して惑星全体と調和することと定義しても良いでしょう。

目を使う五次元の場合は、特定の顕現に限定されますが、小石を使う六次元の場合は、惑星全体に接触します」
(『意識の進化』アリス・ベイリー著)

1.意識の進化
意識の進化を考えた時、
①「わたし」という存在に個別化し「自我意識」ができる
②個別化した者たちが関係性を築きはじめる
③個別化したものがグループを形成し「グループ意識」ができる

というプロセスをたどります。人間だけではなく、原子や惑星といったほかの単位も同じ道をたどる、というのが、宇宙の原則のひとつです。

霊的世界からやってくる魂たちが地上に根を下ろすために、まずは「自分」という自我意識、利己的意識を構築する必要があります。

そして、次の段階で多数の「自分」という単位が相互関係を持ちはじめ、共感反感の法則にのっとり、グループがつくられていきます。そして、個々の単位は、何らかのグループに属して、「自分」をそこに溶け込ませていきます。そして、自分のやるべき仕事をします。

2.今の私たちの課題
今、地球に生きている私たちの課題というか、目標というかですが、それは、自分の利己意識を非利己的な意識に転換していくということです。

言い換えれば、他者も自分と同じように尊重し、他者の魂の声を聴くということ。愛とは理解と言っても良いですし、磁力と言ってもよいのです。

「この人は不可解なことをするけれど、なぜそういう表現をするのかを知りたい、聞きたい、理解したい」」

これは、自分の中にある愛のなせる業です。

愛をもって、グループ意識を構築していくのが、今の人類の課題といえます。そのようにすると、世の中で起きている、様々な問題は解決するように思いますが、いかがでしょうか。

3.「集団意識」と「グループ意識」の違い
グループといった時、どの単位なのだろうか?と思いますが、ざっと、自分が所属しているグループについてチェックしてみたらよいかと思います。一人の人間は、様々なグループに重層的に所属しています。

家庭、仕事仲間、趣味がある友だち、地域コミュニティ、国、人類、地球などなど。

秘教的には、「集団意識」と「グループ意識」は区別されています。

集団意識は、みんながやっているから自分も~と無意識、無自覚な反応で行動する、つられて行動する、同調圧力に反応するといった意識です。

グループ意識は、個としての意識を持ちつつ、全体のことも配慮できるのがグループ意識。グループの中での自分の役割、全体に貢献できる能力を自覚しています。

日本は「集団意識」や同調圧力が強い文化のように思いますので、まずは自我意識をしっかり持ったうえで、グループ意識に移行することができているかどうかの識別は非常に重要であると言えます。

4.六次元意識?
冒頭でご紹介した文章は『意識の進化』という本の言葉です。正確な意味はよくわかりませんし、何次元かはどうでもいいのですが、ものを透視してあらゆる方向から見るとか、太陽系のすべての目に連結するとか、小石を通して地球意識につながるというのは、なるほどなと思いました。

私たちは鉱物を通して地球意識と接触し、植物をとおして地球と宇宙意識に接触し、動物を通して天と地の融合を感じることができるのかもしれません。それらを統合したものが地球の意識です。

人間王国、動物王国、植物王国、鉱物王国、そのた目に見えない存在や、人間がつくりだした文化、宗教、政治等を統合させたものが地球意識です。

地球にも人間同様(と言った方がいいのか、逆なのか…)、物質世界に生きるフィジカルな側面と、霊魂的な側面があります。地球は物質性にフォーカスしているので、太陽系の惑星の中では、まだまだ修行中の惑星です。

しかし、太陽系の中でもユニークな地球さんは、太陽系ファミリーの中でどのような役割を持ち、どのような意識を持っているのかなと思います。直観的に感じたことがあるので、それはまた改めて書きたいと思います。

気候変動や環境破壊が地球はじまって以来、問題視されていて、それは力を持ってしまった人間王国の影響なので、地球の一員としての人間王国、人類は、地球グループの中に置いての役割があるはずです。よく「人間は地球のがん細胞だ」と言われますが、それでよいのでしょうか?人間は亡びればよいのでしょうか?そうしたら地球は力を取り戻し元気になるのでしょうか?

霊的観点からの答えとしては、それはNOです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?