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神秘の季節と植物たち

今日10月20日は満月であり、また、秋の土用のはじまりでもあります。11月7日の立冬まで続く土用の期間は、秋から冬への変わり目をうまく乗り切るために、自分の心身を整える時期に使いたいものです。

処は変わり、ケルトの暦では、ハロウィンが終わると、サマインという冥界の神が支配する季節に移ります。

草木も眠りにつきはじめ、サマイン以降の植物は精霊たちのものとなるから、人間は採取しないといいます。また、生命力があふれる春夏に花々を咲かせるのではなく、秋冬に開花する植物たちは、生き生きとした生命力というよりは、ひと癖あるアストラル的な性質をもつとも言われています。

あの世とこの世の中間地点にある秋分を過ぎ、私たちは今、眠りの世界、神秘に満ちた死の世界に向かっています。

そして、死とは終わりではなく、地上に形となって見えることはなくても、植物たちは次の春のための種を携えていることを、私たちは理解しています。

もうすぐ太陽は天秤座から蠍座へと移ります。均衡点を超えて闇の方向へと傾く季節に、太陽が蠍座に移動するというのは象徴的な宇宙の言葉です。そして、蠍座は必ず闇から光の方向へよみがえることも覚えておきたいものです。

この神秘の季節を超えて、射手座の季節に植物たちの次のサイクルへの準備がスタートします。

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