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白朮(ビャクジュツ)/皇帝 ハーバルタロット#4

白朮(ビャクジュツ)Atractylodes alba キク科

白朮はキク科の多年草の植物で、根を生薬として用いる。植物としてはオケラと呼ばれ、近縁種は同じように生薬として使われる。中国では蒼朮(ホソバオケラ)と呼ばれ、日本薬局方では白朮となっており、オケラを和白朮、オオバナオケラを唐白朮と呼ぶそう。

ハーバルタロットを翻訳したときには植物は学名ベースで調べて、白朮(ビャクジュツ、オオバナオケラ)としたのですが、オケラもオオバナオケラもホソバオケラもその学名ではないので、どうやって調べたのだろうと自分の記憶を辿ってみましたが?です。でもそういう情報に出逢ったのだと思います。

Atractylodesはオケラ属をあらわし、albaは植物体の何かが白い様子に対して使われる種小名のようなので、花が白いからなのか、春の芽だしの時に、白い毛におおわれているそうで、そこから来ているのかはわかりません。

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Photo:オケラ Atractylodes japonica by Qwert1234, CC BY-SA 4.0, wikimediacommons

いずれにせよ、日本でも中国でも生薬として使われており、消化器系の強壮剤として使われているようです。Atractylodes albaで検索すると医学薬学系の論文などは出てきます。

例えば
Atractylodis Rhizoma Alba Attenuates Neuroinflammation in BV2 Microglia upon LPS Stimulation by Inducing HO-1 Activity and Inhibiting NF-κB and MAPK
とか。

ミクログリアの活性化とそれに伴う神経炎症は、アルツハイマー病やパーキンソン病など、さまざまな脳疾患に関連しています。したがって、ミクログリアの活性化を制御することは、炎症に関連する神経変性疾患を治療または予防するための薬剤の開発において重要な要素である。Atractylodis Rhizoma Alba(ARA)は、抗酸化作用、胃腸保護作用、抗炎症作用を示すことが報告されている。しかし、ARAエタノール抽出物(ARAE)のミクログリアが介在する神経炎症に対する作用は十分に解明されていない。本研究では、リポポリサッカライド(LPS)で刺激したミクログリアBV2細胞において、ARAEの抗神経炎症作用とその背後にある分子機構を探った。その結果、ARAEはLPSによって誘導される一酸化窒素(NO)および炎症性サイトカインの産生を有意に減弱させることが明らかになった。また、ARAE処理は、細胞毒性を引き起こすことなく、誘導性一酸化窒素合成酵素(iNOS)およびシクロオキシゲナーゼ(COX)-2の発現を抑制した。ARAEは核因子(NF)-κBの転写活性とマイトジェン活性化プロテインキナーゼ(MAPK)のリン酸化を顕著に抑制し、ヘムオキシゲナーゼ(HO)-1の発現を誘導した。高速液体クロマトグラフィー(HPLC)分析により、ARAEには3つの主要成分、アトラクチレノライドI、アトラクチレノライドIII、アトラクチロジンが含まれており、いずれも炎症因子の生成を有意に抑制する化合物であることが判明した。これらの結果は、ARAEが炎症に関連した神経変性疾患の治療薬となる可能性を示している。

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DeepLの自動翻訳は優秀です!
ちょっと横道にそれました。

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1.白朮のスピリチュアルな特性
2.王様の役割って?
3.王は霊性・神性につながるため冠を戴く
4.おけら火

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