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Plant Medicine 植物や自然界のこと

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#ルドルフ・シュタイナー

5.メディスンの意味するもの

3.Time is Medicine. にも書きました、Medicine、についてです。 この単語は、普通に訳したら、 医療や薬と訳されます。 ネイティブアメリカンの世界観に、 Medicine Wheelというものがあります。 ここで使われているMedicineは、 単に医療、薬という意味以上のものを含み、 秩序ある生き方や、心ある道、 のようなものを含んでいます。 この秩序とは、人間が考える秩序ではなく、 宇宙や自然界の秩序のことです。 宇宙の秩序はスピリチュアルな

白樺と金星と魂のこよみ

樹木の芽吹きと1年間の成長 春の遅い裏磐梯では、やっと木々が芽吹き始め、一気に広がろうとしているところです。春から、記録のためにいくつかの樹木の観察をしています。 樹木は冬でも樹形などが観察できます。 しかし、芽吹きの時にどんなふうに葉っぱが出てきて、秋にどのように葉が落ちて、1年間の成長がどこからどこまでなのか?というところを、よく見ていないと、「そういえば、どうだったっけ?」となってしまいます。 この冬に『星々と木々~ゲーテシュタイナー科学への道』のゼミをやって

光の道

今朝は気温4° フリースを出しました。鳥の声も、虫の声も少なくなり、静かな朝。 澄んだ光とひんやりした空気にハッとさせられる秋です。 「やっと自分を取り戻す」 今週のシュタイナーの魂の暦は、そんな言葉てはじまります。 そこはかとない寂しさにひきずられないのは、季節は巡り、また、春が来ることを知っているから。 それが、自分が生きる世界への信頼につながっている。 魂の暦を巡るとは、そういうこと。 キラキラ光る猫じゃらしたち。太陽の光と、地上の朝露が織り成す光の道は

10月期募集 植物観察の基本とシュタイナーの世界観

【オンライン 植物観察の基本とシュタイナーの世界観】 ゲーテやシュタイナーの植物の見方、つまり形態の背後にある生命力・エーテル力などを見るには、見えないものを見る視点と、感じたことを描写する概念や言葉が必要になります。その前には、植物の仕組みや部位の名前を把握しておくことが土台となります。植物と対話するための言葉を覚えることと言ってもよいでしょう。この講座では植物の基本の仕組み、そして、ゲーテやシュタイナーの世界観を学びます。 主に読書会で使っている『百合と薔薇』に出てく

世界の美しい輝き 世界への信頼

世界の 美しい 耀き、 その輝きが わたしの命に 宿る 神的な諸力を 魂の底から 解き放ち 宇宙へと 天翔けらせる。 わたしは 自分を 後にして 信頼しつつ ただ みずからを 宇宙の 光と熱との中に 探しもとめる。 魂のこよみ 第12週 ヨハネ祭の気分 ルドルフ・シュタイナー著/秦 理絵子 訳 今日の朝陽から世界の美しい耀きを、ハマナスから、世界への信頼、という言葉をもらった。 開いた魂のこよみにも、シンクロするかのように、ぴったりの言葉があった。 これを心に刻もう。

精霊との体験

(絵:リン・ベルチャンバー・ファインアート) 「太古の昔、人間は植物や石、動物だけでなく、精霊(エレメンタリー)とも交信していた。今、この精霊との体験は失われている。人間は、自然との対話のために、新しい認識を獲得しなければならない。 かつて自然界は、人間の魂を通して語り、我々の教育者であった......。そして今日、私たちは、かつて彼らが私たちに与えてくれたものを、彼らに返さなければならない。それは、自然の生き物の中に象徴的なものを求めるときにのみ可能なのです。 これら

自然界へのお返し

1996年にアロマセラピストとして仕事をはじめてから今に至るまで、一連の修行だったように思う。26年も修行したら、もう次に行って良いだろう。12年は東京で、2年は東京郊外の里山で、12年は今住んでいる山の中で。こうして書いてみると、なかなか良いバランスだ。 ずっと自分の中で思っていたことを形にしてみたい。 ・ひとりひとりが自分らしく生きる(そうすると世界も調和する) ・その人に必要な癒しは、ひとりひとり違う。パターン化できない。どの療法にも長所と短所があるので、ホリスティッ

自然は人間の魂をとおして語る

ルドルフ・シュタイナー関係のフェイスブックグループでシェアされていた、シュタイナーの言葉が自分の中で大事にしている感覚を言語化してくれたような感じがして、とても魂に響きました。英語だったので日本語に訳しましたが、シュタイナーの言葉遣いは厳密なので、翻訳が正確かどうかわかりませんが、自分の覚書としても投稿しておきたいと思います。 (フェイスブックの元の投稿) *** 太古の昔、人間は植物や石、動物だけでなく、精霊(エレメンタリー)とも交信していた。今、この精霊との体験は失わ