「運命」は出会った瞬間には気づかない。でもたしかに、目の前にあるもの。
はじめまして!Earth Companyでマーケティングを担当している樋口実沙です。
「運命」というと、よく恋愛映画で見るようなドラマチックなものを想像するかもしれません。
でも、Earth Companyに出会ってから、私はこの「運命」が、すぐ目の前にあるものだと思うようになりました。
未来を変えたいと思ったら、Earth Companyの仲間になっていた
そんなEarth Companyとの出会いは約1年前、google検索で。
外資系ファッションブランドでの職務経験しかなかったので、どうやったら国際協力の分野で働くことができるのか、予備知識が全然ありませんでした。
とりあえず短期でも経験をしてみたかったので、青年海外協力隊に応募していて、最終結果を待っていたところでした。
とはいえ、一応他にもできることがないかな。と、「NGO」「イノベーション」と検索して表示されたのが、Earth Companyでした。
みると代表は夫婦で、リゾート地としてのイメージが強いバリ島のNGOで活躍しているそう。(その時までバリ島がソーシャルイノベーションのハブとして有名だということを知りませんでした。)
取り組んでいるのは、難民問題、気候変動、貧困層への医療提供、環境教育...と多岐に渡り、どれも私が気にかけていた社会課題ばかりでした。
気がついたら「応募する」ボタンを押していた、というのがはじまりです。
未来を変えたいと思った、その理由。
2018年7月、広島の私の地元が、豪雨災害の被害にあいました。
田畑と山に囲まれた自然豊かな町ですが、これだけ大きな自然災害にあったのは、私の経験上初めてでした。自然の素晴らしさも怖さも知っていた気でいたけれど、
「今までとは、何かが違う」
と感じました。
調べていくと、気候変動が原因の一つに挙げられていましたが、その背景にエネルギーや経済、歴史、政治などが絡みあって、さらに他の社会課題と相関関係にあることを知りました。
そしてようやく認識することができました。
このままでは次の世代を生きる子どもたちの未来が危ない。
イノベーションが必要なんだ、と。
私を世界とつないでくれた、カレーという存在
数年前から私は、ファッションブランドの仕事をしながら、ライフワークとしてカレーの活動に没頭していました。
ちょうど豪雨災害が起こった日も「国境なきカレー団」というイベントに関わっていました。様々な国のカレーをフュージョンさせるという多様性あふれるイベントで、売り上げの一部を「国境なき医師団」に寄付する、というユニークなものでした。
その主催者がすぐに「サポートするよ!」と言ってくれて、翌月には西日本豪雨のチャリティーイベントを一緒に実施してくれました。
イベントに参加してくれた多くの人たちから、
「楽しみながら学び、支援できて本当に良かった」
という言葉をもらいました。
この言葉が、後に私の活動の軸になっていきます。
そう、Earth Companyでの活動とリンクしていくことになるのです。
「運命」は、受け入れることで前に進める
Earth Companyの仲間になって1年足らずですが、バリ島のエシカルホテル「Mana Earthly Paradise」のオープニングや、大統領候補やノーベル賞候補になるような海外のチェンジメーカー「IMPACT HERO」たちの来日イベント、支援先のヤンゴンの教育施設やバングラディシュの難民キャンプへの訪問など、様々な経験をさせていただくことができました。
国際協力の分野で働いたことがなかった私が?
1年前の自分ならそう思っていたかもしれません。
でも逆に言えば、国際協力や社会課題の上に個人の生活がある。それをニュースの画面を通して外の世界のことのように思っているけれど、自分自身の「運命」にくっついてくる。
新型コロナウイルスがそれを顕著化したように、この地球に生きている限りは確かなことです。
そうすると、国際協力や社会課題は、今誰もが取り組むべきことで、それを「運命」として受け入れることで、前に進めるんじゃないかな。と、私は思います。
楽しみながら、前に進む
「運命」を受け入れて前に進む、というと重苦しいと感じてしまうかもしれません。正直に言うと、私もEarth Companyと出会うまで、見て見ぬふりをしてきた社会課題を直視することはとても勇気がいりました。
それでも現実を受け止め、前に進むことができているのは、命をかけてその課題に取り組んでいる「IMPACT HERO」たちがいるから。
そしてEarth Companyで働く人、関わる人たちが「楽しみながら学び、支え合う」ができる人たちだから。
きっと、この文章を読んでくださったあなたも、その一人なのではないでしょうか?
▶Earth Companyでは仲間になってくださるマンスリーサポーターを募集しています!詳しくはこちらから!
★書いた人
樋口実沙(Earth Company マーケティング・オフィサー)
広島市立大学でデザインを学び、kate spade new york で11年間クリエイティブとブランドマーケティングを担当しCSRにも携わる。「カレーを通して世界をつなぐ」をライフワークに、アジアや南米のスパイス料理を学び紹介している。
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