あなたにしあわせを届けに来たよ
お百度参りをしよう
なんとなくあさんぽを続けている。
その道筋に気持ちが綺麗になる清浄な空気の神社がある。
ただ歩くより、なにか目的があった方がいいかなー、と思っていた私はある日いきなり、
「そうだ、お百度参りをしよう!」
と思い立つ。
しかし、そのときはお百度参りと丑の刻参り、具体的になにが違うのか分かってなかった私であった。
(さすがに最終的な目的はしってるよ)
その朝、ふいと頭に浮かんだこと
お百度参り第1日目、神社に向かって歩きながら、何のお願いことも用意してないことに気がついた。
やはり、お百度参りと言うからには「お願い」はあった方がいいのだろうか。
私はそれまではなんとなく
「今日もここまで来れました。ありがとうございます」
とだけ頭の中で挨拶して終わっていた。
今の私に必要なものか。
「健康」
これは間違いなくトップ。
「書くことを仕事にする」
これも上がってくるだろう。
「収入の安定」
そりゃそうだ。
歩いて、歩いて1時間ほど歩いて、もう少しで神社が見えるなと思ったとき、急に思い付いた。
なんか違うんだよって違和感
私はもとから面倒くさい人間で、それに精神疾患がついているのでさらに扱いにくい人間である。
その私にも、来年で友情生誕20周年を迎える親友がいる。
13歳年下のその女の子(その子が18歳の時に出会ったので、私の中であの子の年が更新されない。奇跡の童顔せいもあるけど)は、私が仕事でボロボロになっていた時も、不倫していた時も、5年間続いた廃人生活の時でさえ
「ずっと友達だよ」
と言ってくれた。
実は、下田裕也さんの作られたブレスレットで、間違いなくあの子好みのものがある。
今すぐにでも買えるけれど、なんか違うなと思った。
私の現在の生活は、細々とした仕事の収入と、遺産と貯蓄の食い潰し、そうして実家からの援助で成り立っている。
もちろん上げたら喜んでくれるだろう。
でも、なんか違う。
あなたに幸せを届けられる私になったよ
彼女は私が創作をしていることも、文章を書いて食べていきたい夢を追っていることも知っている。
そうして、その夢に向かってやっと重たい腰を上げたところだ。
彼女の誕生日は3月。
それまでに、「自分自身の名前で書いた文章で得たお金」を手に入れたい。
そうして、そのお金で、彼女にちょっと高価なブレスレットがプレゼント出来る、そんな自分になればいいのだ。
こういう発想は今までわいてこなかった。
私の親友は、
「なぎさんが幸せならいいよ」
といつも言ってくれている。
今度は私が、
「あなたに幸せを届けられる私になったよ」
そう、伝えたい。
アクアマリンとラリマー
彼女は水色がとても好き。
特に誕生石のアクアマリンと、ラリマーがとっても好き。
ラリマーは希少だから高いし、安物は偽物だったりする。
下田裕也さんなら、質の高いラリマーと、透けるようなアクアマリンを探して下さるだろう。
(勝手にkririと下田裕也さんの伝道師を名乗ることした。もちろん非公認)
最近はピンクも気になっているようだから、濃いめのローズクォーツや、いい石があればインカローズとか組んでもらっても素敵だろう。
アクアマリンとラリマーは平和と希望を意味する。
彼女の人生はそれだけで満たして欲しいのだ。
一番世話になってる北には?
間違いなく北は、私が誰かの為に祈れる人間であったこと、それ自体で喜んでくれる。
物欲もないし、そのわりにこだわりも強いから、彼は私の行動してだした結果だけ見ている。
「俺の10年が報われた」
たいしたこともしてないのに、そう言ってくれた北。
今度こそ、うれし泣きをさせてやる。